2018-19シーズンは、カーメロ・アンソニー不足な1年となりました。
ロケッツ移籍が決まったシーズン開幕前には、カーメロの現在の状況を想像することができなかったですね。
5月29日で35歳となったカーメロに、19-20シーズンは訪れるでしょうか。
2018-19シーズンのカーメロ・アンソニー
カーメロ・アンソニーの不遇についてはこのブログで何回も扱って来たトピックですが、やっぱりこれは結構なニュースバリューだと思うので。
今思えば、ニックスからサンダーに移籍した2017-18シーズンが、カーメロにとって苦難の始まりでした。
シュートに苦しみ、平均得点はわずか16.2得点。
デビューから16年続いていた平均20得点以上をついに逃すことに。
プレーオフに入ってからはレギュラーシーズンをさらに下回るパフォーマンスとなり、この1年間でカーメロの価値は大暴落。
カーメロの低調はロケッツ移籍を機に一新されるかと思いましたが、残念ながらそうはならなかったと。
カーメロ・アンソニーの18-19シーズンのスタッツがこちら。
29.4分出場 13.4得点 5.4リバウンド 0.5アシスト FG40.5% 3P32.8% |
合計10試合に出場し、うち8試合がベンチ起用でした。
カーメロは、ロケッツでもシュートタッチを取り戻せず。
早めに見限りをつけたロケッツは、以降カーメロの出場機会をつくらない意向。
2018年11月上旬にして、カーメロの18-19シーズンは実質終了となりました。
もしもレイカーズがプレーオフ進出ペースであれば
2019年2,3月頃には、カーメロとレイカーズが交渉を進めているとの噂が白熱していました。
NBAにおいて、注目選手のレイカーズ入りの報ほどアテにならないものはないですけど、このカーメロのレイカーズ入りについては、割と信憑性のあるものだったようです。
レブロンもインタビューで、カーメロのレイカーズ入りを歓迎するコメントを残していました。
ところが、シーズン成績勝ち越しが続いていたレイカーズが失速し、いよいよプレーオフ進出が危なくなってきた3月で、カーメロとの交渉が中断されたと。
レイカーズがプレーオフ進出に余裕を持ったシーズンを送っていれば、カーメロがゴールド&パープルのユニフォームを着ている姿を見ることができたかもしれません。
いずれにせよ、レイカーズの低調で獲得が見送られるということは、もともとチームのキーマンになるような存在として期待されていたわけではなさそうですね。
来季以降カーメロがプレー先を見つけるには、まずはロールプレイヤーとしての役割を受け入れる必要がありそう。
余談ですが、オフシーズン中にカーメロは思わせぶりなコーデを披露しています。
この配色は…
ニュージランドリーグ入りの噂
レギュラーシーズン終了後に、「カーメロのオーストラリアリーグ入り」の噂が流れました。
ニュージーランド・ブレイカーズというチームとカーメロが交渉を行っている最中だと。
とうとうメロはNBAを諦めてしまったのか…と思わされるニュースでしたが、どうやらこれはガセだった模様。
オーストラリアリーグのCEOが、「カーメロの存在は(このリーグにとって)大きすぎる」と否定しました。
今回はただの噂として終結しましたが、カーメロ獲得を狙う海外チームは今後も現れるはず。
もちろんNBAでプレーするのが一番だけど、このままチームが見つからずに引退するくらいなら、海外で活躍するカーメロを観たいとも思いますね。
最後までNBA選手としてキャリアを終えてほしい、と願うファンもいるだろうけど。
35歳になったカーメロ・アンソニー
カーメロにとって、34歳で過ごした日々は、これまでのNBAキャリアの中でも最も苦しいものだったのではないでしょうか。
今もそれほど晴れやかな気持ちではないであろうカーメロは、2019年5月29日で35歳に。
Join us in wishing @carmeloanthony a HAPPY 35th BIRTHDAY! #NBABDAY pic.twitter.com/UA9D2BcRfh
— NBA (@NBA) 2019年5月29日
一瞬チームメイトだったクリス・ポールも祝福しています。
Times changed but you haven’t. Happy birthday to a real one ✊🏾 @carmeloanthony #Brotherhood pic.twitter.com/RyVstRzUov
— Chris Paul (@CP3) 2019年5月29日
カーメロと同期のウェイドは今季を持って引退し、37歳という年齢でNBAのキャリアを終えました。
カーメロには、まだNBAでプレーしてもらいたい…
カーメロ・アンソニーの2019-20シーズン
現役選手で1試合60得点を記録したことがあるのは、現時点で6人だけ。
カーメロ・アンソニーはそのうちの一人です。
この稀代のスコアラーをもう見れないというのは寂しい。
19-20シーズン、カーメロがNBAのコートに立っていることを願います。