2018-19シーズンのオールNBAチームが発表されました。
おそらく多くのNBAファンにとって、シーズンMVPの次に発表が楽しみなタイトルのはず。
このオールNBAチームの歴代の顔ぶれを見ることが、NBAの時代の移り変わりを示す一つの指標になっていると思います。
1stチームに君臨し続けてきたレブロン・ジェームズは今回、長年の定位置から移動。
2007-08シーズンからオールNBA1stチーム入りが続いていたレブロン・ジェームズ
選手にとってオールNBAチーム入りは、巨額のスーパーMAX契約の獲得権にもなる大事なもの。
18-19シーズンのオールNBA1stチームから3rdチームまでの顔ぶれがこちら。
The league’s best of 2018-19 pic.twitter.com/ElDs89tQd0
— Bleacher Report (@BleacherReport) 2019年5月23日
【オールNBA1stチーム】
- ステフィン・カリー
- ジェームス・ハーデン
- ポール・ジョージ
- ヤニス・アデトクンボ
- ニコラ・ヨキッチ
2nd team 😤 pic.twitter.com/kZVzgivLwF
— Bleacher Report (@BleacherReport) 2019年5月23日
【オールNBA2ndチーム】
- デイミアン・リラード
- カイリー・アービング
- カワイ・レナード
- ケビン・デュラント
- ジョエル・エンビード
LBJ’s first time off 1st Team since 2007 pic.twitter.com/PPcN45Gvnq
— Bleacher Report (@BleacherReport) 2019年5月23日
【オールNBA3rdチーム】
- ケンバ・ウォーカー
- ラッセル・ウエストブルック
- レブロン・ジェームズ
- ブレイク・グリフィン
- ルディ・ゴベール
レブロンが3rdチームにいる違和感。
18-19シーズン、27.4得点 8.5リバウンド 8.3アシストを記録したレブロンですが、故障によって出場が55試合に留まったことに加え、チームがプレーオフ進出を逃した事が痛手でしたね。
「70試合出場&プレーオフ進出」であれば、ポール・ジョージを上回って1stチーム入りしていた気も。
レブロンは2007-08シーズンに初めてオールNBA1stチームに選出されて以来、17-18シーズンまで11季連続で1stチームのポジションに君臨し続けていました。
レブロン初選出時の1stチームがこちら。
- クリス・ポール
- コービー・ブライアント
- レブロン・ジェームズ
- ケビン・ガーネット
- ドワイト・ハワード
07-08シーズンというのがどれだけ昔の事かがわかる顔ぶれです。
レブロンの1stチーム漏れは残念だけれど、そもそも11年連続で選ばれていた事が凄すぎただけ。
レブロンのオールNBAチーム選出歴
今回のレブロンの3rdチーム選出によって、オールNBAチームには通算15回名を連ねた事になりました。
これは歴代1位タイの記録です。
LeBron joins NBA royalty for most All-NBA selections in league history 👑 pic.twitter.com/EV8k3LYUe7
— SportsCenter (@SportsCenter) 2019年5月23日
来季レブロンが3rdチーム入りすらを逃す事は考えにくいし、すぐに単独最多になりそう。
ちなみに1stチームの選出12回は、歴代単独1位の記録です。
これを超える選手が現れるだろうか…
オールNBA初選出は2004-05シーズン
レブロンがオールNBAチームに初めて選出されたのは、2004-05シーズンの事でした。この時は2ndチーム。
この年は、田臥勇太が序盤にフェニックス・サンズでプレーしたシーズンでもありますね。
当時のオールNBAのメンツは、先ほど紹介した07-08シーズンの顔ぶれよりも、さらに段違いで懐かしさのあるものになっています。
【04-05シーズン/オールNBA1stチーム】
- スティーブ・ナッシュ
- アレン・アイバーソン
- ダーク・ノビツキー
- ティム・ダンカン
- シャキール・オニール
【04-05シーズン/オールNBA2ndチーム】
- ドウェイン・ウェイド
- レイ・アレン
- レブロン・ジェームズ
- ケビン・ガーネット
- アマレ・スタウダマイヤー
【04-05シーズン/オールNBA3rdチーム】
- ギルバード・アリーナス
- コービー・ブライアント
- トレイシー・マグレディ
- ショーン・マリオン
- ベン・ウォレス
今挙げた15人のうち、14人がすでに現役を引退しています。
未だアクティブな選手はレブロンだけ。
今のNBAで、レブロンほど『生きる伝説』と呼ぶにふさわしい選手はいないですね。
レブロン・ジェームズとオールNBA1stチーム
何が言いたいかというと、今回1stチームに選出されなかったのは残念だけれど、これまでずっと選ばれてきたのが凄すぎるよね、という事です。
さらに言うと、これが世代交代の始まりだとも思っていません。
来季健康体で1シーズンプレーできるのであれば、1stチームに復帰する事も相当現実味があるし。
今季は一時的に席を外しましたが、1stチームのレブロン用の椅子は、変わらずに保管してあると思います。