自分で仕掛けた地雷に自らハマりに行っている最近のポール・ピアース。
好感度激下がり中のピアースは、このまま炎上キャラを確立していくんでしょうか。
選手としてのキャリアは間違いなく偉大なものであったピアースの、最近のコメンテイターとしてのハイライトを見ていきましょう。
「ウェイドより格上」発言で炎上
大きく話題となったこの発言。
生きる伝説ドウェイン・ウェイドが引退まで残りわずかということで、現地の各番組のトピックはウェイド関連のものに。
そんな中で、ピアースが「自分の方がウェイドより優れている」と発言しました。
詳細はこちらの記事を。
ウェイドのラストホームゲームでは、会場で『PAUL PIERCE SUCK(ポール・ピアースはクソだ)』のコールが鳴り響きました。
特にこの期間は燃えに燃えていたピアースは、こんな残酷な比較を受ける始末。
Three legends closing out their careers in legendary ways pic.twitter.com/vJ6qz08ZrP
— Hoops Reference (@HoopsReference) 2019年4月11日
キャリア最後のレギュラーシーズンゲームのパフォーマンスを並べたものです。
あの発言がなければ、こんな無慈悲な比較をされることもなかっただろうに…笑
一応ピアースをフォローしておくと、この4人の中でピアースだけが唯一最終年にプレーオフ進出を果たしており、キャリア最後の試合となったユタジャズとの1stラウンドでは、6得点を記録しています。
ウェイド引退前には「ウェイドとピアースにはそれぞれの良さがある」ぐらいにコメントを抑えてましたけど、
やっぱり今ウェイドが引退してみて、実力やスター性を考えれば明らかにウェイドが格上だと思いますね。
むしろピアースの発言によって、ウェイドとの品格の差が浮き彫りになった気さえします。
どっちを選ぶかは自分の好みによるものが大きいけど、ウェイドには「ウェイドが好き!!」と公言したくなる魅力がある。
第1戦だけでセルティックスの勝利を確信して炎上
ウェイド引退からしばらく日数が経過し、ピアースの存在が脳内から消えかけていたところで、またもこの男から煙の匂いがしてきました。
今度は自身の古巣であるセルティックスのプレーオフシリーズに関するコメント。
1stラウンドをスイープで楽勝したセルティックスは、準決勝でレギュラーシーズンリーグ1位の成績を残したバックスと激突。
このシリーズ第1戦では、セルティックスが上手くヤニスを封じるナイスゲームとなったんですよね。
これでセルティックスはプレーオフ開幕から無傷の5連勝。
上手く機能したディフェンスによって、ヤニスのFGを7/21の低確率に沈めました。
ここでセルティックスの明るい未来を確信してしまったポール・ピアースが、
「このシリーズはもう終わった」
とコメント。
ここだけを切り取られて報じられていることが多いので補足すると。
ヤニスがモンスターゲームを見せられず、バックスのチームメイトがステップアップできないのであれば、このままセルティックスが勝ち抜けるだろうね
はい、そしてここからバックスが4連勝を飾り、セルティックスを粉砕しました。
初戦こそセルティックスディフェンスにしてやられたヤニスは、結局シリーズ5戦で
『28.4得点 11.0リバウンド 5.2アシスト』
の大活躍。
そして、第5戦第4Q残り数分の、バックスの勝利が確定的になった場面では、お決まりのコールが会場を包みます。
すっかりおなじみとなった『PAUL PIERCE SUCK』。
現役時代からヒール的なキャラクターだったこともあり、アウェイコートの観客からは何度もブーイングを受けてきたはずのピアースですが、
自分がいない場所でここまでのこき下ろしコールをくらう経験は初めてなんじゃないですかね。
ピアースが大胆発言
→あまりの的外れさに一部ファン激怒
→“PAUL PIERCE SUCK”
という流れは、エンターテイメントとしてかなり面白いと思っているので、このパターンが恒例になるのもアリかなと思います笑
名物コメンテイター誕生?
好きな選手に対して批判的なコメントが寄せられたらムカつくもんですが、ピアースは名物コメンテイターとして、このまま自分の思ったことを素直に発言して行って欲しいですね。
細かい分析をして、真実(TRUTH)だけをコメントするようなスタイルは、ピアースには似合わなそうだし。
18-19シーズンで良くも悪くも一気にコメンテイターとしてブレイクした感のあるピアースが、基本毒しか吐かないチャールズ・バークレーのような、度々話題になる名物おじさんになるのも面白そう。