ディアンジェロ・ラッセル

薬物所持が判明したディアンジェロ・ラッセルのキャリアはどうなる

NBAのチャラ男代表、ディアンジェロ・ラッセルが、わかりやすくニューヨークに染まってしまっています。

2018-19シーズンには目覚ましい活躍を見せ、スーパースターへの階段を一つ登ったと思っていたところでしたが。

ここに来ての、薬物所持による逮捕

この不祥事は、来季のさらなる成長が楽しみであったラッセルのキャリアに、どれだけの影響を及ぼすのか。

ディアンジェロ・ラッセルが空港でマリファナ所持による逮捕

ニューヨークの空港にて、アリゾナティーが入っていると見せかけた缶の中にマリファナを隠し持っていたことがバレ、逮捕されてしまったラッセル。

現在は既に釈放済み。

日本と違って薬物に寛容であるアメリカでは、州によってマリファナの使用が合法化されています。

例えば、ラッセルの前所属チームであるレイカーズはカリフォルニア州に属していますが、ここではマリファナの使用が認められています。

しかし、ブルックリン・ネッツの本拠地であるニューヨーク州ではアウト

中には、シンプルにラッセルがニューヨークでの使用が認められていないのを知らなかったのではないか、というような援護?の声もありますが、

隠し持っていたという時点で、イケナイことをしている意識はあったのでしょう。

バカなことをやっちゃいましたね。

過去にマリファナ所持で逮捕されたNBA選手

日本のバスケ選手が薬物所持をしていた場合、おそらく一発アウトで選手生活が終わりになるのではないかと思いますが、

アメリカではそこまでの重罪とはならず、社会的な批判もそこまで大きくはならないはず。

とはいえ、なんらかの処罰は受けなくてはいけません。

過去に薬物違反を犯したNBA選手はどうなってきたか。

2年間のリーグ追放処分を受けたOJ・メイヨ

過去に薬物所持が判明した選手として、真っ先に思い浮かぶのは、OJ・メイヨですかね。

学生時代からスターとして有名で、2008年にドラフト3位でNBA入りをした才能ある選手でしたが、主に素行不良が原因でキャリアを台無しにしたプレイヤーです。

そんなメイヨは、マリファナを所持していたとして、NBAの薬物プログラムに違反し、リーグから2年間の追放処分を受けました。

2年間というのは、かなりのものですよね。

よほど強い意思がなければ、カムバックするのは難しいと思える処分ですが、そもそもプロ意識の高い選手であれば、まず薬物違反をしないです。

2018年7月に処分期間は解けていますが、その後メイヨのNBA復帰はなく、最近では中国のチームと契約を結んだようです。

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薬物販売の疑いで逮捕されたザック・ランドルフ

もう一人薬物所持容疑で逮捕された選手として印象的なのが、ザック・ランドルフですね。

オールスター2回に選出されているランドルフは、販売目的の所持をしていた疑いで捕まったことがあります。

ただこの件についてはやや不明確なことが多く、ランドルフは裁判の終了後に、「誤認逮捕だった」とメディアに主張しています。

結果NBAからの処罰はなく、裁判後の17-18シーズンはサクラメント・キングスの選手として59試合に出場しています。

 

18-19シーズンには話題を全く聞かず、もう引退したのかと思ってしまっていたランドルフは、キングスからマブスに放出された2日後に解雇されるなど、出場機会に恵まれない期間が続いていました。

18-19シーズンの出場試合数はゼロでしたが、一応まだ現役。

【MIP候補】ディアンジェロ・ラッセルの18-19シーズンの活躍

ラッセルが特に魅力のない平凡なプレイヤーなのであれば、言及することは何も無いのですが、彼には華がありますからね…

個人的には元レイカーズ選手という点で思い入れがあるし、デビュー数年が不発でも、そこから成長してオールスター選手にまで登り詰めたストーリーにも良いものがあります。

 

18-19シーズン、エースのラッセルの活躍によって、ブルックリン・ネッツは4シーズンぶりのプレーオフ進出を達成していました。

MIP候補最有力と言われる、ディアンジェロ・ラッセルの17-18シーズンと18-19シーズンのスタッツを比較してみましょう。

2017-18シーズン25.7分出場 15.5得点 3.9リバウンド 5.2アシスト 0.8スティール FG41.4% 3P32.4%
2018-19シーズン30.2分出場 21.1得点 3.9リバウンド 7.0アシスト 1.2スティール FG43.4% 3P36.9% 

こうして見ると、各項目のレベルアップがよくわかります。

エース格の選手としては出場時間が控えめですが、その中で効率の良い数字を記録しています。

何より、ラッセル独特のテクニックとリズムから生み出されるプレーは、見ていて楽しいものがあって、数字以上のインパクトを残せる選手なんですよね。

オールスター初出場に加えて、MIP賞を獲得するチャンスもあるだけに…

アホなことをやっちまったなあ、とつくづく。

 

今回の件を受けて、ほぼ内定していたラッセルのMIPが取り消される、みたいなことはあり得るんでしょうかね。

何よりも、リーグがラッセルにどんな処分を下すのかが気になって仕方がないところです。

登り調子の若手選手に、年単位の出場停止処分はキツすぎるな…

どうなったとしても、ラッセルの自業自得な訳だけども。

19-20シーズンでも活躍する姿を見せて欲しいディアンジェロ・ラッセル

NBAからの処分に加えて、ネッツの首脳陣が今のラッセルに何を思うのかも気になりますね。

素行不良は、出場機会の減少にもつながりかねないし。

 

ここらへんはもうファンが予想できる領域ではないので、続報を見守るしかないか。

ニューヨークかぶれのラッセル君、更生はしなそうだし、しなくてもいいけど、目立った不祥事だけは今後起こさないようにしてくれ。