アメリカのカレッジバスケ史上屈指の怪物であるザイオン・ウィリアムソンがNBAドラフトへのエントリーを表明しました。
Breaking: Zion Williamson has announced he will declare for the NBA Draft via his Instagram. pic.twitter.com/h4IISe7P6D
— SportsCenter (@SportsCenter) 2019年4月15日
デューク大で過ごした期間は1年のみとなりますが、彼の怪物具合を世に示すには十分な期間でしたね。
ドラフト1位指名が確実視されているザイオンの、デューク大での1年間を振り返ってみましょう。
圧倒的な身体能力を示したデューク大での1年間
NBAのレギュラーシーズン中にも、プロに負けないレベルのニュースバリューで、ザイオンのド派手なハイライトプレーが拡散されていました。
ザイオン・ウィリアムソンのデューク大でのスタッツがこちら。
30.0分出場 22.6得点 8.9リバウンド 2.1アシスト FG68.0% 3P33.8% FT64.0% PER値40.8 |
30分の出場でこの数字、さらに1年生だと言うことを考えると、非凡さが浮き出ています。
しかし、ザイオンは数字の凄さをパフォーマンスのインパクトが上回るタイプ。
彼の1年間のTOP10プレーを観てみましょう。
全てを破壊する、身体能力オバケ。
1年生ながら個人賞をほぼ総なめ状態に
ザイオンが「1年生で」この活躍を見せているということは、繰り返し言っていないと忘れそうな事実です。
怪物ルーキーは、カレッジバスケの個人賞をほぼ総なめにしました。
全てを挙げているとだいぶ長くなるので、特に栄誉ある賞に絞って載せておきます。
ネイスミス賞 |
カール・マローン賞 |
AP通信・最優秀選手賞 |
ジョン・ウッデン賞 |
アトランティック・コースト・カンファレンス最優秀選手賞 |
NABC最優秀選手 |
オスカーロバートソン賞 |
コンセンサスオールアメリカ1stチーム |
…など。まだまだあります。
重要な点は、主要なMVPタイトルは全てザイオンがもぎ取っていった、というところですね。
特に、「ネイスミス賞」は大学バスケでもっとも権威のある賞と言われており、これを受賞したということは間違いなくその年のカレッジNo.1プレイヤーと言えます。
このネイスミス賞のファイナリスト4人に八村塁が残っていたというのも凄すぎるけど…
ザイオンはその年の最も優れたPFに贈られる「カール・マローン賞」も獲得。
他ポジションの部門で受賞した八村やチームメイトのRJ・バレットと共に、表彰式に登壇しました。
Your Naismith Starting 🖐. #CousyAward #WestAward #ErvingAward #MaloneAward #KareemAward
📸: Mpu Dinali / @ESPNImages pic.twitter.com/Q6MXFvrc0L
— Basketball HOF (@Hoophall) 2019年4月13日
ザイオンと八村が隣に…。八村の方が上背があるのがちょっと意外だったり。
八村の凄すぎる快挙についてはまた別記事で。
シーズン中のナイキバッシュによる怪我も話題に
ザイオンのシーズン中の故障離脱も結構な話題になりました。
あんなとんでもない跳躍を見せられたら、着地に失敗でもしたのか?と思ってしまいますが、そういうわけではなく。
試合開始から36秒後の場面で、ザイオンのバッシュが壊れるという異常事態。
これはザイオン本人は予防のしようがない…。
ザイオンが着用していたナイキのシューズが破損したことは世界的なニュースになっていまい、ナイキはなんと時価総額1200億円を失うという大事態に。
ザイオンが未来のNBAドラ1候補というだけあって、選手生命を奪いかねなかったこの問題は、よりシリアスな取り上げ方をされましたね。
このモデルのバッシュをナイキと共同開発していたポール・ジョージにまで批判が集中していました。
Zion Williamson being 65 pounds heavier thatn Paul George might have something to do with it. #Thunder #ThunderUp pic.twitter.com/QGoz7ynqMv
— Thunder Nation (@ThunderNationCP) 2019年2月22日
ザイオン本人は軽度の捻挫で済んだということで一安心。
復帰戦では安定の怪物ぶりを見せつけ、こちら側の不安を一蹴してくれました。
モックドラフトでは不動の1位予想
NBAドラフトのシミュレーションを行っている「モックドラフト」の最新順位をご紹介。
2019年4月4日更新のベスト5がこちらです。
順位 | 選手 |
1位 | ザイオン・ウィリアムソン |
2位 | テメトリアス・モラント |
3位 | RJ・バレット |
4位 | 八村塁 |
5位 | コビー・ホワイト |
参照:nbadraft.net
モックドラフトのサイトはいくつか存在し、特に僕らの八村塁の順位は変動が大きかったりするんですが、ザイオンのNo.1指名予想は不動です。
NBAドラフト2019では、ほぼ確実にザイオンが1位指名を受けることになるでしょう。
どのNBA球団がザイオンを指名することになるか?
指名順位がほぼ確定になったとは言え、指名球団はまだ当確とはいきません。
まず、No.1ピックの権利を得るのはどのチームになるのか。
1位指名権の獲得確率は以下のようになっています。
Who do you want to get the No. 1 pick in June? #NBADraft pic.twitter.com/Oug0zJEZjd
— Sports Fan Journal (@theSFjournal) 2019年4月16日
確率が首位タイのチームが3つ並んでいますが、この中で一番ザイオン加入で面白くなりそうなのはニックスですかね。
今オフ中に、ニックスが大胆なチーム補強に動くという噂があります。
これまた、レイカーズに大物選手が来る来る詐欺と同じようなものかもしれないけど。
信憑性ゼロの噂通り、カイリーやKDがニックスに来て、そこにザイオンがドラフト指名されることになればだいぶ面白いけれども。
The 2020 NBA Finals could be insane! pic.twitter.com/0tbBrL1EJs
— Basketball Forever (@Bballforeverfb) 2019年4月11日
NBA2019-20シーズンのザイオン・ウィリアムソンに期待
大学では笑うしかないレベルの怪物ぶりを見せつけたザイオンが、NBAの舞台ではどれだけのパフォーマンスを見せてくれるのか、楽しみでなりません。
比較され続けてきたレブロンと同じコートに立っているのを観るのも待ち遠しいし。
NBAの舞台でのザイオン・ウィリアムソンに期待しましょう。