17-18シーズンの2大ルーキーがベン・シモンズとドノバン・ミッチェルであれば、18-19シーズンはルカ・ドンチッチとトレイ・ヤングの二人で決まりです。
やっぱり毎年のルーキーは図抜けた選手が一人いるよりも、同等のハイレベルな二人によるライバル関係が出来上がる方が面白いですね。
二人の18-19シーズンの活躍と、新人王争いの行方も見ていきましょう。
2018-19シーズンのルカ・ドンチッチ
1順目3位で指名を受けたドンチッチは、すでにリーグで人気のスター選手として確立しつつあります。
まず彼はルックスが良すぎますね。
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これでいてバスケの腕も確かなら、確かに人気沸騰は間違いないでしょう。
史上5人目の20-5-5を達成したドンチッチ
ドンチッチの2018-19シーズンのスタッツがこちら。
32.2分出場 21.2得点 7.8リバウンド 6.0アシスト FG42.7% 3P32.7% FT71.3% |
1年目の選手として驚くべき数字を残しています。
ルーキーイヤーで20得点5リバウンド5アシスト以上を記録するのは、史上5人目の快挙です。
過去の達成者はこちら↓
オスカー・ロバートソン | 30.5得点 10.1リバウンド 9.7アシスト |
マイケル・ジョーダン | 28.2得点 6.5リバウンド 5.9アシスト |
レブロン・ジェームズ | 20.9得点 5.5リバウンド 5.9アシスト |
タイリーク・エバンス | 20.1得点 5.3リバウンド 5.8アシスト |
ドンチッチを除いて、歴史上4人しか達成していないわけですからね。凄いことです。
ちなみに、18-19シーズンで3季連続のシーズン平均トリプルダブル成し遂げた大魔神・ウエストブルックも、1年目は15.3得点 4.9リバウンド 5.3アシストというスタッツでした。
ウエスタンの月間新人賞を独占したドンチッチ
ドンチッチは、11月から3月まで、ウエスタンの月間最優秀新人賞を独占しています。
少なくともドンチッチがウエスタンで今季一番の新人だったことは明白です。
ヨーロッパ出身の大先輩、ダーク・ノビツキーとのプレーも経験
スロベニア出身のドンチッチにとっては、18-19シーズン限りで引退したダーク・ノビツキーと一緒のチームに所属できたことも良き経験だったと思います。
ヨーロッパ出身選手史上最高の一人であるノビツキーから学べることは多かったでしょう。
ノビツキーは、「僕が彼と同い年だった頃よりも、彼には実力がある」と賞賛しています。
ノビツキーにとってのホームラストゲームで、ドンチッチは21得点16リバウンド11アシストのトリプルダブルを記録しました。
2018-19シーズンのトレイ・ヤング
お次はドンチッチの対抗馬、トレイ・ヤング。
シーズン序盤ではドンチッチに完全にお株を奪われていた感がありますが、ヤングはシーズン後半からパフォーマンスを上げていったイメージですね。
シュートには波がありますが、カリー並みのイかれたシュートレンジを持ち、乗らせてしまうと手がつけられなくなる選手です。
ヤングの18-19シーズンのスタッツがこちら。
30.9分出場 19.1得点 8.1リバウンド 3.7アシスト FG41.8% 3P32.4% FT82.9% |
シーズンハイは4OTにまでもつれ込んだ試合での49得点です。
イースタン月間最優秀を4度受賞したヤング
ウエストがドンチッチなら、イーストの代表ルーキーはヤングです。
ヤングは12月を除く4回で月間最優秀新人に選考されています。
ルカ・ドンチッチとトレー・ヤングを比較
どちらが新人王を獲得するか?という予想では、圧倒的にドンチッチが有利とされています。
僕としても、18-19シーズンの新人王はドンチッチで間違いないんじゃないかという意見。
ただ、ドンチッチとヤングの間にそれほど大きな差があるとは思ってはいないですね。
18-19シーズン最後の月間新人賞は当然のごとくドンチッチとヤングがそれぞれ受賞していますが、二人のこの期間中のスタッツに注目してみましょう。
The Kia NBA Rookies of the Month for March/April! #KiaROTM@TheTraeYoung of the @ATLHawks (East)@luka7doncic of the @dallasmavs (West) pic.twitter.com/669XOIhksG
— NBA (@NBA) 2019年4月11日
この期間だけを見ると、数字上のインパクトは若干ヤングの方がデカめ。
ルカの今季の出場が72試合であるのに対して、ヤングは81試合であり、通算得点数ではヤングが上回っています。
シーズンを通して安定した活躍を見せたドンチッチと、後半戦以降ステージを一つ上げたヤング、という感じですかね。
ドンチッチがホークス、ヤングがマブスにドラフト指名され、その後お互いにトレードされた二人が、こうして比較される状況にあるのが面白いです。
大方の予想通り今季の新人王はルカ・ドンチッチになるのではないかと予想しますが、この二人による来季以降の同期対決は、注目したいポイントの一つになりそうです。