カーメロ・アンソニー

カーメロ・アンソニーの移籍先は見つかるか?ブルズ解雇後の現在

本来であれば、現在のカーメロ・アンソニーはロケッツの一員としてプレーオフに備えている状況のはずでした。

まだアクティブな選手であるカーメロが、過去の選手として印象付きそうになってしまっている現状はよろしくないですね。

2019-20シーズン、カーメロ・アンソニーがプレーするチームは見つかるでしょうか。

2018-19シーズンのカーメロ・アンソニー

前年の17-18シーズンには、ウエストブルックとポール・ジョージと共に、サンダーに所属していたカーメロ。

このシーズンに思うようなパフォーマンスをできなかったことが、現在のカーメロの不遇に繋がってしまっていますね。

デビューからずっと貫いてきた平均20得点以上をこの17-18シーズンでは逃し、平均16.2得点&FG40.4%という不調でした。

プレーオフでも本来のリズムを取り戻せない試合が続き、このシーズンでカーメロの選手としての市場価値が暴落してしまった感じ。

シーズンオフにサンダーからホークスへと放出されるも、ホークスはカーメロを解雇。

当時は、カーメロが解雇される時代になったのか…となんだかショックでした。

しかし18-19シーズン開幕前にはロケッツとの契約が決まり、この時は結構盛り上がりましたね。

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前年のウエストブルック・ジョージ・カーメロも豪華だったけど、ロケッツでのハーデン・CP3・カーメロもインパクトのデカいBIG3。

デビューから全試合スタメン出場していたカーメロは、ロケッツでは6thマンの役割を受け入れることになりました。

しかし、ここでもシュートタッチは戻らず。

10試合出場時点でのカーメロのスタッツがこちらです。結果的に、これが18-19シーズンすべての出場試合となりました。

29.4分出場 13.4得点 5.4リバウンド 0.5アシスト FG40.5% 3P32.8% FT68.2%

ロケッツとしてさらに良くなかったのは、当時のチーム成績が絶望的だった点ですね。

17-18シーズンにはウォリアーズを上回ってリーグトップだったチームが、カンファレンス12位に沈む厳しい状況でした。

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この後カーメロは、試合には出場しないのに解雇されるわけでもないという宙ぶらりんな状況がしばらく続きましたが、結局2019年1月21日の在籍を最後に、ブルズにトレードされました。

その後、ブルズでは試合に出場することなく解雇通告。カーメロにはしんどい時期が続いています。

懸命にワークアウトを続けるカーメロ・アンソニー

ロケッツで出場できない期間にも、カーメロはワークアウトに励んでいました。

現在でもワークアウトをこなし、新たなチームにお呼ばれされた時にはいつでも準備OKなコンディションを整えています。

こちらは2019年2月の様子。

決してNBA復帰を諦めたわけではありません。

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黄金の2003年ドラフト組の現在

アイバーソン・コービー・ナッシュらが指名された1996年ドラフトに並び、歴代屈指の豊作年と言われているのが2003年です。

主な選手としては、レブロン・ジェームズ、ドウェイン・ウェイド、クリス・ボッシュ、そしてカーメロ・アンソニー。

怪物レブロンは、未だにリーグ屈指の選手として活躍中です。

高卒でNBAに入団した分、他の2003年組に比べて年齢が若いというのもありますが、それでも未だにこのパフォーマンスを貫いているのは驚異的という他なし。

レブロン・ジェームズが大物スター獲得に向け始動【レイカーズ移籍】怪我のため、一足先にシーズンエンドを迎えていたレブロン。 コート上での役割がひとまず休止となった今、今度はオフシーズンに向けて「ス...

そして、レブロン&ウェイドと並んでマイアミ・ヒートでKING3を結成していたクリス・ボッシュは、肺血栓の治療により、最後にプレーしたのは2015-16シーズンとなっていました。

2019年2月に引退を決断し、3月終わりにはウェイドも見守る中、ヒートでボッシュの「1番」の永久欠番セレモニー開催。

この「最後の叫び」は感動的でしたね。

ウェイドとパット・ライリーの笑顔も最高。

ドウェイン・ウェイドのラストゲームを観戦したカーメロ・アンソニー

レブロンに注ぐ2003年組のスターであるウェイドは、先日引退試合を終えました。

ドウェイン・ウェイドがついに引退!最終試合&栄光の経歴総まとめ ドウェイン・ウェイドがついに引退してしまいました。 2003年にNBAに入団したウェイド。一つの歴史が終わった思いですね。 ...

上の記事でも触れてますが、レブロン・CP3・カーメロが試合観戦にきていたのも見所の一つ。

ウェイドがキャリアを通して仲の良かった3人組です。

久々に公の場に姿を見せたカーメロは、観客からの注目度も高め。

この場面、別アングルからみると、周りの観客たちがカーメロに向かって「Shoot!!」と叫んでいたんですよね。

出しゃばったというよりも、周りの声に応えようとしたカーメロなのでした。

このシーンを見て、コート上でのカーメロをもう一度みたいという気持ちが再燃したファンは多いはず。

恒例行事となっていた試合後のウェイドのジャージ渡し、特に貴重な最後の一品はカーメロが受け取ることになりました。

2019-2020シーズンのNBAにカーメロ・アンソニーの居場所はあるか

コートサイドからシュート素振りをみせるだけでなく、19-20シーズンにはカーメロがジャージを着てNBAチームでプレーしていて欲しい。

来季開幕時までにプレー先が見つかるかどうかが、カーメロにとってとてつもなく大事なことになりますね。

これ以上ブランクが空いてしまうと、さすがに交渉も難しくなるはずです。

カーメロの現状が実力に見合ったものになっていないとは思っていますが、事実過去2シーズンでは結果を残せていないわけなので、カーメロ獲得に乗り出すチームはそれなりのリスクを背負うことになります。

それでも、カーメロのこれまでの功績を信じて、加入を望む球団が出てきて欲しい…

19-20シーズン開幕時、カーメロがNBAチームに所属していることを願います。