ドウェイン・ウェイド

ドウェイン・ウェイドがついに引退!最終試合&栄光の経歴総まとめ

ドウェイン・ウェイドがついに引退してしまいました。

2003年にNBAに入団したウェイド。一つの歴史が終わった思いですね。

ヒート史上最高の選手のホーム最終戦&引退試合と、これまでのキャリアを振り返っていきます。

ドウェイン・ウェイドのホーム最終試合

できることなら、今季プレーオフでもウェイドのパフォーマンスを観たかったですが。

ホーム最終戦であるヒートvs76ers戦が始まる前の時点で、プレーオフ争いをしていたピストンズがグリズリーズに勝利したことにより、ヒートのシーズンエンドが確定してしまっていました。

これでヒートvs76ers戦は完全にウェイドのラストダンスのための舞台に。

ホーム最終戦、ウェイドはヒートカラーでもある真っ赤な服装で会場入りしました。

かっこいい。

ウェイドは若手の頃から、ファッションセンスにも注目されることが多い選手でしたね。

ちなみに、マイアミ・ヒートの公式Twitterのプロフィール画像は、期間限定でウェイド仕様のものが使われています。

「遺産」の意味を持つ「LEGACY」。ウェイドの背番号「3」を使って。

ウェイドがヒートにもたらしたもの、残していくものは大きいです。

最後まで優雅さを枯らさなかったドウェイン・ウェイド

この試合前の時点で、ウェイドは出場した全70試合をベンチスタートしていました。

しかしこの日は今季初のスタメン出場。

出場時間でもこの時点で今季自己最長を記録しています。

ドウェイン・ウェイドのホームラストゲーム、ハイライト動画を観てみましょう。

かつて「FLASH」と呼ばれた頃のようなスピード感ではなく、「優雅さ」で魅了する晩年のウェイドのプレースタイル。

この日もウェイドは美しく舞っていました。

ベタなことを言いますけど、ウェイドは本当にまだ全然プレーできるコンディションですよね。

余力のある状態で去るのが一つの美学だろうけど、やっぱり寂しい…

このホーム最終戦でのウェイドのスタッツです↓

34分43秒出場 30得点 3リバウンド 3アシスト FG10/23 3P4/10 FT6/6

シーズンハイの35得点に次ぐ高得点を記録しました。

この出場時間があれば、まだいつでも30得点オーバーが狙えるポテンシャルがありますよね、確実に。

この日の試合会場には、ウェイドの奥さんや息子のザイール、元チームメイトで先日永久欠番セレモニーを終えたクリス・ボッシュも観戦に来ていました。

そして、ウェイドとは長い期間共にプレーしてきたユドニス・ハスレムも、この日を持ってホーム最後の試合ということに。

試合途中、ベンチからウェイドとハスレムが同じタイミングでコートに投入されたのは、粋な計らいでしたね。

ホーム最終戦でShaqtin’ a Foolにノミネート

水を差すわけではなく、ご愛嬌として紹介すると、ホーム最終戦のウェイドがShaqtin’ a Foolにノミネートされています。

ウェイドのシグネチャーとも言うべき、テーブルの上に立って観客と向き合う場面。

最後の最後に、ここでのスリップが見事ノミネートです。

ノミネートされると思ってたよ。笑
引退する前に欲しかったんだ。笑

と、ウェイドのツイート。

ちなみに、シャックはウェイド引退に際し、こんなコメントを残しています。

俺は(レイカーズから)マイアミ・ヒートにトレードするように要求したんだ。そして、若いドウェイン・ウェイドという名前のヤツと一緒にプレーすることをね。

これはリップサービスではなく、シャックの本音だと受け取っておこう。

スポンサーリンク


引退表明のダーク・ノビツキーも別会場で30得点を記録

ちなみに、別会場で行われた、こちらもこの日がホームラストゲームだったダーク・ノビツキーも同じく30得点を記録しています。

ウェイド&シャック時代にも、レブロン・ウェイド・ボッシュのKING3時代にも、ヒートはノビツキー擁するマブスとNBAファイナルで対戦しています。

当時リアルタイムで観ていた、2006年FINALで圧倒的に活躍するスピードスター・ウェイドが、13年後の2019年に引退するというのは、改めて歴史を感じる事実ですね。

当時のウェイドは電光石火のスーパースターでした。

ドウェイン・ウェイドの引退試合

そして迎えた、迎えてしまった、ドウェイン・ウェイドの現役最後の試合。

相手はプレーオフ進出を決めているブルックリン・ネッツです。

この日の会場には、レブロン・CP3・カーメロという豪華メンバーが会場に駆けつけ。

ウェイドは2日連続でスタメン出場し、今季の自己最長出場時間を更新しました。

試合には敗戦しましたが、そこはさして重要ではないかなと。

個人パフォーマンスとしては最後の最後にトリプルダブル達成という偉業をやってのけました。

36分13秒出場 25得点 11リバウンド 10アシスト FG10/28 3P3/13 FT2/3

3Q終盤のハスレムへのアシストでトリプルダブルを決め、その後のレブロンたちの喜びようも微笑ましかったですね。

 

残り10秒でコートを後にした場面で、アウェイコートにも関わらず大歓声が巻き起こったことが、ウェイドの偉大さを物語っています。

さらにホイッスルの後には、会場で“One more year”コールが。

そして試合後のウェイドのインタビュー中には、レブロンが”あの顔”で乱入。笑

試合中にはメロがもう少しでコートインするような愛嬌を見せて会場を沸かせたりと、エンターテイメントに富んだウェイドのラストゲームとなりました。

2018-19シーズンのドウェイン・ウェイド

レギュラーシーズン全てが終了し、最終的な18-19シーズンのドウェイン・ウェイドのスタッツがこちら。

26.2分出場 15.0得点 4.0リバウンド 4.1アシスト FG43.3% 3P33.0% FT70.8%

最後の1試合の活躍で、平均得点14.9を15.0に、リバウンド3.9を4.0に伸ばしました。

少ない出場時間の中で申し分ない数字を残し、優秀な6thマンと言える個人成績でしたね。

平均11.4得点だった昨季を上回るパフォーマンスで締めくくり。

ドウェイン・ウェイドのNBAでの栄光まとめ

最後に、ドウェイン・ウェイドが成し遂げてきた栄光の数々をまとめます。

NBA優勝2006,2012,2013
NBA FINAL MVP2006
得点王2009
ALL NBA 1stチーム2009,2010
ALL NBA 2ndチーム2005,2006,2011
ALL NBA 3rdチーム2007,2012,2013
NBA All Defensive 2ndチーム 2005, 2009, 2010
NBA All Rookie 1stチーム 2004
オールスター出場2005~2016
オールスターMVP2010
オールスター スキルズチャレンジ優勝2006、2007

ヒートの球団記録としても、

  • 通算得点歴代1位
  • 通算アシスト歴代1位
  • 通算スティール歴代1位
  • 通算ブロック歴代2位
  • 通算リバウンド歴代4位

という埋め尽くし具合。

将来の殿堂入り確実な、生きる伝説プレイヤーでした。

Thank you,FLASH!!

今季のレギュラーシーズン最後には、ウェイド&ノビツキーの引退試合、マジック・ジョンソンがレイカーズの球団社長を辞任、ジャマール・クロフォードの歴代最年長での50得点ゲーム&引退、カリーの負傷など、あまりにもいろいろなことが起こりました。

「18-19レギュラーシーズンが最後の最後にカオスな件」みたいなまとめ記事を書こうかな、とも思っていたんですけど、やっぱりウェイドの引退に関しては単体で仕上げたくなっちゃいましたね。

長い間、魅力溢れるプレイヤーであり続けてくれたドウェイン・ウェイドを尊敬します。

Thank you, Dwyane Wade!!