ロサンゼルス・レイカーズ

レイカーズから他チーム移籍後に活躍している選手たち【2019最新】

2018-19シーズン開幕前、レブロン・ジェームズが加入したレイカーズの未来はキラキラと輝いているかのようでした。

コービー引退後からレイカーズは生え抜きの若手たちが相次いで移籍し、もはや別チームと変貌してしまってはいましたが、レブロンをはじめとした華やかな選手たちが新しくやってきたことで、退団選手への名残惜しさも晴れるかのような。

しかしシーズン終盤となった今、結果的にプレーオフ進出を逃し、またもやレイカーズは失敗に終わったシーズンとなりました。

そしてここにきて、不甲斐ない成績に終わったレイカーズとは対照的に、退団した元レイカーたちの活躍が目立つように。

レイカーズ退団後に活躍を見せる選手たち

今回特集する元レイカーズの選手主要4人は、それぞれがキャリア最高のシーズンを送っているのです。

  • ディアンジェロ・ラッセル
  • ジュリアス・ランドル
  • ジョーダン・クラークソン
  • イヴィチャ・ズバッチ

今は懐かしき元レイカーたち。

彼らの在籍時代を知るレイカーズファンの自分としては、多分何年たっても、彼らのことをただの他チームの選手として見るようにはならないと思いますね。

定期的に現在のスタッツとかを確認したくなっちゃいます。

それでは、彼らの今季の活躍を振り返ってみましょう。

レイカーズから他チームへ移籍した選手①:ディアンジェロ・ラッセル

レイカーズ退団後にスターとなった選手筆頭が、このディアンジェロ・ラッセルです。
キャリアを重ねるごとに、持ち前のジェロさに磨きをかけていますね。

レイカーズ退団時と18-19シーズンのスタッツを比較してみましょう。

シーズン年齢スタッツ
2016-172015.6得点 4.8アシスト 3.5リバウンド FG40.5% 3P35.2%
2018-192221.2得点 7.0アシスト 3.8リバウンド FG43.3% 3P36.5%

※年齢は各シーズン開幕時点でのもの

今年はオールスターに初出場を果たし、個人スタッツもそれに恥ないものです。

このラッセルよりもロンゾ・ボールを選んだレイカーズの選択が、将来吉と出ることはあるでしょうかね。

ロンゾの今季の成績は、9.9得点 5.4アシスト FG40.6%というもの。

ラッセルも、レイカーズ在籍の2シーズンは、期待通りのスタッツを残せていたわけではなかったし、当時チームメイトだったニック・ヤングとのいざこざもありました。

レイカーズがラッセルを放出した決断に不満があるわけではないです。

今は伸び伸びプレーできていて楽しそうだな、という感じ。シンプルに、ネッツのディアンジェロ・ラッセルを応援したいですね。

そんなラッセル率いるネッツとレイカーズが、かなり盛り上がる形で行われた一戦がありました。

ネッツが勝てばレイカーズのプレーオフ不出場が決まるという、いわゆるエリミネーションゲーム。

自分を放出した古巣のプレーオフ絶望を決定づけたディアンジェロ。21得点13アシストの活躍でした。

これで、レイカーズは6年連続、レブロンとしては2005年以来となるプレーオフ不進出が確定したと。

一方で、この記事を書いている4月8日に、ネッツは14-15シーズン以来のプレーオフ進出を決めました。

正直、キャリア3年目で他チームに放出されたディアンジェロの未来は明るいものではないだろうな…と勝手に不憫さを感じてしまっていましたが、まさかここまでレベルをあげてくるとは。

レイカーズの不調さも相まって、ディアンジェロがより眩しく見えてきますね。

自身も「レイカーズが自分を出してくれたことがキャリア最高の出来事」というように語っているし。

このままスターに留まらず、さらにスーパースターへと進化していくのではないかと思います。

まず今季は、MIP賞の獲得に期待です。

レイカーズから他チームへ移籍した選手②:ジュリアス・ランドル

この人も思い入れのある元レイカーズ選手です。

コービーとシーズンを共にしたレイカーが次々とチームを去る中で、ランドルがコービー時代のレイカーズを知る最後の一人でした。

18-19シーズンからのペリカンズ移籍後、当初はスターターとベンチスタートの役割を転々としていましたが、オールスター期間以降は先発として定着しています。

そんなランドルの、レイカーズ最終年と今季の個人成績を比較。

シーズン年齢スタッツ
2017-182316.1得点 8.0リバウンド 2.6アシスト FG55.8% 3P22.2%
2018-192421.4得点 8.7リバウンド 3.1リバウンド FG52.4% 3P34.4%

チームメイト、アンソニー・デイビスのレイカーズ移籍が噂される中でも、着実に結果を残していました。

レイカーズ時代のランドルは、ゴール下へ猪突猛進するスタイルでスカッとさせてくれることもあれば、見事自爆してオイオイ〜と思わされることもある選手で、ポテンシャルはありそうだけどイマイチ安定感に欠ける印象。

今季のランドルは、3Pアテンプトを昨季の0.5から2.7に上げ、さらに成功率もシューター並みの立派な数字を残し、アウトサイドを見事習得していますね。

今季ペリカンズはプレーオフ進出を果たせませんでしたが、ランドル本人がプレーしやすい環境に身をおけていることは間違いないでしょう。

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レイカーズから他チームへ移籍した選手③:ジョーダン・クラークソン

お次は、ジョーダン・クラークソン。

彼は、コービーからだけでなく、レイカーズ契約最終年のスティーブ・ナッシュからも指導を受けた選手です。

ドラフト46位の下位指名ながらも、デビュー年から予想以上の活躍を見せ、オールルーキー1stチームに選出されていました。

当時はレイカーズファンに「団十郎」なんて呼ばれ方をしていたり。懐かしい。

17-18シーズン、退団前までのレイカーズでのスタッツと、今季の数字を比較してみましょう。

シーズン年齢スタッツ
2017-182514.5得点 3.0リバウンド 3.3アシスト FG44.8% 3P32.4%
2018-192617.0得点 3.4リバウンド 2.4アシスト FG45.0% 3P32.5%

今季は得点でキャリアハイの数字を記録中。

単体試合で見ても、今季42得点という自己最高を達成したクラークソンのプレーからは、爆発力を持ち合わせていることが垣間見えます。

若いうちからのプレー環境の変化は、間違いなく大変なことだと思いますが、コービーとプレーした後にレブロンともプレーしてきたここまでのシナリオはそれほど悪くないものではないかと。

あとは、個人としての能力をより開花させていければ。もう一つ分アドバンスして、平均20得点には到達して欲しいところです。

今回は取り上げていませんが、チームメイトで同じく元レイカーのラリー・ナンスjrにも期待。

レイカーズから他チームへ移籍した選手④:イヴィチャ・ズバッチ

最後に取り上げるのはこの人。

ブランドン・イングラムと同じ2016年のドラフトでレイカーズに加入した選手でした。

ズバッチがレイカーズを退団したのは今季2018-19シーズンのまだ最近のことですが、なんだか大分昔のことにも思えたりもしますね。

レイカーズチーム事情の様々な変化についていけません。

クリッパーズ移籍後はスターターとして定着しているズバッチの今季のスタッツを、レイカーズ在籍時と比べてみます。

シーズン年齢スタッツ
2018-19218.5得点 4.9リバウンド 0.8アシスト FG58.0%
2018-19219.0得点 7.5リバウンド 1.5アシスト FG53.3%

リバウンド以外に大きな変化はありませんが、主要3項目でキャリアハイを更新中。

インタビューではレイカーズ在籍時に比べて現在のクリッパーズのチーム環境を楽しんでいると取れる発言もしているし、ズバッチにとってこの移籍は良きものとなっているようです。

クリッパーズは今季プレーオフ進出も確定しているし、ポストシーズン終了までに、さらに目を引く活躍を見せて欲しい。

結論:レイカーズ退団選手は不憫でもなんでもない

人気チームであるレイカーズは、NBAの中で主人公的立ち位置として見られることが多い気がします。

なので、レイカーズの戦力補強と引き換えに放出されてしまった選手は、「強く生きるんだぞ…!」と勝手に応援したくなるような、まるでこれから不遇の扱いが待ち受けているかのような印象に。

しかし、特に今回の元レイカー若手4人組は退団以降伸び伸びとプレーできていて、これからがキャリアの本番という感じですよね。

再三述べているようにレイカーズはこの体たらくなわけですから、彼らにとってはレイカーズ退団こそがベストチョイスだったと。

レイカーズの復活はまた別の話として置いておくとして、とりあえずは現在進行形で輝いている元レイカー達の活躍をこれからも見届けます。