今シーズン限りで引退するドウェイン・ウェイドがフラッシュしています。
少なくともレギュラーシーズンをプレーするウェイドのことを見れる回数は刻一刻と少なくなってきているわけで、もっとありがたみを持ってプレーを味わっておかなくては。
ベンチからのフランチャイズ記録
36歳のウェイドが、フランチャイズ記録を打ち立てました。
現地11/25に行われたラプターズ戦にて、ベンチ出場したウェイドが35得点の爆発。
これが、ウェイドにとって記念すべき100回目の30得点越えゲームとなりました。
そしてこれが今シーズンベンチからのリーグ最高得点であるとともに、ヒートのベンチスタート選手としては歴代最多の得点になりました。
全盛期には数々のチーム記録を作ってきたウェイドが、裏方に回った今、新たなレコードを打ち立てたと。
間違いなくヒート歴代No.1プレイヤーであるウェイド
ウェイドがNBA史上で何番目に位置する選手であるかは、人によって意見がわかれることでしょうが、彼が歴代最高のヒート選手であることに異論はないはずです。
マイアミ・ヒートのチーム記録がいかにウェイドで埋め尽くされているか、こちらをご覧ください。
出場試合数:歴代1位
出場時間:歴代1位
フィールドゴール試投数:歴代1位
フィールドゴール成功数:歴代1位
フリースロー試投数:歴代1位
フリースロー成功数:歴代1位
得点数:歴代1位
アシスト数:歴代1位
スティール数:歴代1位
この記録保持者をヒートの顔と言わずに、何と言おうか。
他にも、ターンオーバー回数やシュート失敗数など、長きに渡ってプレーしてきたからこその歴代1位がいくつかあります。
総得点なんかは圧倒的で、現地11/25の試合終了時点でウェイドの総得点は20652得点、そして続く2位のアロンゾ・モーニングは9459点になっています。
ウェイドの記録を抜く選手が今後現れるか、定かではありません。
ヒート在籍15シーズン目のウェイドこそが、Mr.ヒートだと思います。
3Pが絶好調の今季
今季のウェイドは、3P成功本数がキャリア最高ペースで進行中。
16シーズン目にして、スタッツで自己最高の数字を作るのはすごいことですね。
3P試投数(4.0)・3P成功数(1.6)・3P%(39.6%)の3つでキャリアハイペースです。
過去に3P成功数が1.0本を超えたのは、得点王となった08-09シーズンの1回しかないんですよね。
今季はアウトサイドから効率よくシュートを決められています。
引退間近のウェイドのプレー
さすがにコービーの時ほどの盛り上がりとはならないにしろ、シーズンが進むに連れてウェイドへのお別れムードが漂ってくると思います。
現時点ではプレーオフ進出が難しそうなチーム成績だし、1試合1試合が本当に貴重。
“FLASH”最後の勇姿を逃さないようにしなければ。