11月23日は、『マイケル・ジョーダンが両目を瞑ってFTを決めた記念日』です。
数々の伝説を残してきたジョーダンですが、これも間違いなく一生語り継がれていくであろうプレーの1つ。
今回のプレーの被害者は、当時ルーキーだったディケンベ・ムトンボが務めています。
ジョーダンによるムトンボへの洗礼
競争心に溢れるジョーダンから生まれた1991年のエピソード。
言うなれば、これは美しい後輩イビリです。
Troll Jordan at his peak: On this day in 1991, MJ shot a free throw with his eyes closed 🤣
(Via @NBATV)pic.twitter.com/g5bjuWJbAc
— Bleacher Report (@BleacherReport) 2018年11月23日
ニコニコとした表情の中にも狂気じみた競争心が宿っていて、どことなくサイコパス感を匂わせています。
しかしそれにしても、かっこよすぎる。
Hey, Mutombo.
This one is for you, baby.
こんなセリフを口にしつつ、さらにシュートはスウィッシュ。この余裕さはなんなんだ…
ムトンボへのトラッシュトークを仕掛けた時点で、この神様の頭の中に『シュートが外れる』なんて思考は一切ないんでしょうね。
このジョーダンの映像が出回る度に「ジョーダンが流川と同じことをしてる!」みたいなコメントを見かけたりしますが、もちろん元祖はジョーダンの方です。
リック・バリーの下から放り投げるFT投法しかり、スラムダンクではNBAでのプレーが使われることが多いですね。
ムトンボへの洗礼は続く…
僕らからすればヒーロー、しかし対戦相手からすれば無慈悲そのものであるジョーダン。
ムトンボへの洗礼はフリースローだけでは収まりません。
この強烈なダンクも、ジョーダンの有名なハイライトプレーの一つ。
映像冒頭は、1997年のオールスターロッカールームでの一幕。
ユーイングを交え、ムトンボはジョーダンがこれまで一度も自分相手にダンクを決めたことがないと冗談混じりに口撃。
『神』相手にそんなこと言っちゃって…
こんなのどう考えてもフラグが立ってますやん…。全てがジョーダン主役のドラマだとすれば、ちょうどいい脇役が配置されたというところでしょうか。
このシーズン中にジョーダンはムトンボ越しに豪快なダンクを炸裂させ、さらに『指振り』を披露しています。
ご存知の通り、この指振りはムトンボのシグネチャーとして有名でした。ムトンボの全てを破壊するジョーダン。
ジョーダンの数々のエピソードには、まるで脚本が用意されているかのような完璧さがあります。