ステフィン・カリーの故障後、王者ウォリアーズの苦戦が続いています。
カリーの離脱がいかにチームに打撃を与えたか、こちらのツイートを見れば一目瞭然です。
Before Curry’s injury:
10-2, +128 differentialSince Curry’s injury:
2-5, -46 differential— Shane Young (@YoungNBA) 2018年11月22日
【カリー怪我前】
- 10勝2敗
- 得失点差:+128
【カリー怪我後】
- 2勝5敗
- 得失点差:-46
ここまでの違いが生まれるものなのか…!と衝撃を受けますね。
スーパースター軍団においても、カリーの存在は絶対に欠かせないということです。
この絶対的エースを失ったウォリアーズは2012-13シーズン以来の4連敗を喫しました。
「過去数年は夢の中にいた」
2012-13シーズンは、ウォリアーズにとって6シーズン振り、カリーにとっては自身初のプレーオフ出場を果たした年です。
カリーはシーズン成績で勝ち越すこと自体初めてで、当時のウォリアーズはまさに発展途上の状態。
シーズン中に4連敗を1回、そして6連敗も1回経験しています。ちなみに、当時のHCはマーク・ジャクソンでしたね。
その後は今シーズンになるまで、ウォリアーズは1度も4連敗以上を経験してこなかったと。
今のウォリアーズが緊急事態!というよりかは、「これまでのウォリアーズはどんだけ強かったんだよ」、としておくべきだと思います。
HCとして初の4連敗を喫したカー
就任から5シーズン目で、一度も4連敗を経験してこなかったことが凄すぎるんですけどね。
カリー離脱後から思うように勝てなくなり、さらにグリーンとKDの内戦もあったりと、指揮官としてもタフな1年となっています。
ウォリアーズの現状について、カーは以下のコメント。
「これが本当のNBAだ。過去数年、我々は本当のNBAの中にいなかった。ずっと夢の中にいたんだ」
真のNBAはこんなもんでしょ、という旨のカーの言葉。
カーのスタンス通り、今の状況に特別慌てふためく必要はないと思います。
カリーが復帰するまで
カリーは現在リーグ1位の平均29.5得点を記録中。
この2TIME MVPの離脱は、そりゃあデカいです。
現地11/22時点で、ウォリアーズはカンファンレンス5位まで沈んでいます。ウォリアーズがこの位置にいるのは見慣れないですね。
わかりやすい部分だけでなく、カリーがいるといないとではボールのムーブメントも変わっています。
オフボール時、いかにカリーが効率的な攻めのために動き回っているか、ウォリアーズファンには周知のことだと思います。
ただ、今カリー離脱でウォリアーズの成績が下がっているからと言って、心配することはなく。
途中で盛り下がろうが、プレーオフで勝てるチームでさえあればいいので。シーズン成績はそこまで気にしないです。
それでもカリーの早急な復帰を望むのは、ファンとして単純に「カリーのプレーがみたい!」という気持ちが強いからに他ならない…。
カリー欠場となれば、プレーオフ第7戦とかでもない限り、ウォリアーズの試合を見る気にもならないかな。
ウォリアーズという枠を超えて、カリーはNBAに必要な存在だと思いますね。
この時のように、“I’m BACK!!”と叫ぶカリーがみたいのです。
今回の離脱によって、みんながあらゆる意味でのカリーの大切さに気づいたと思います。
カリーの復帰戦は相当盛り上がるでしょうね。