現地11月18日時点で、18-19シーズンに50得点以上を記録した選手は6人となっています。
シーズン序盤から爆発を見せる選手が多くて楽しいですね。
以下が6人の50オーバー選手たち。カッコ内は記録した日付です。
ブレイク・グリフィン(10/23) | 50得点 |
ステフィン・カリー(10/24) | 51得点 |
クレイ・トンプソン(10/29) | 52得点 |
デリック・ローズ(10/31) | 50得点 |
ケンバ・ウォーカー(11/17) | 51得点 |
レブロン・ジェームズ(11/18) | 60得点 |
現時点での彼らの出場試合数を足し合わせると、合計で89試合となります。
ほぼ1シーズンの全試合数ですね。
そして今回は、これより少ない77試合のうちに、たった一人で10回の50得点以上を記録したレジェンドのお話。
1シーズンで50得点以上を10回記録したコービー
得点を決めまくっていたコービーとして最も印象的なのは、多くの人にとって81得点を記録した05-06シーズンかもしれませんが、06-07シーズンも同じく神がかっていました。
この2シーズン両方で得点王を受賞しています。
このあたりのコービーが、身体能力とスキルにおいてピークだったのではないかと思いますね。
圧巻の4試合連続50得点以上
冒頭で紹介した今季の50得点以上試合のうち、最初の4回は9日以内に起きた出来事でした。
そして、これより前に9日以内に50得点以上が4回記録されたのは、06-07シーズンが最後だと。
その年、この4回をコービーは一人でやってのけました。それも、4試合連続で。
Last time we had four 50+ point games in 9 days? @kobebryant did it all by himself in ’07. 🐍 pic.twitter.com/II4n27C2mN
— ESPN (@espn) 2018年11月2日
これはもう事件レベルの凄さでしたね。
当時のコービーの記録です。
ブレイザーズ戦(3/16) | 65得点 |
ウルブズ戦(3/18) | 50得点 |
グリズリーズ戦(3/22) | 60得点 |
ホーネッツ戦(3/23) | 50得点 |
特に『おイカれ』になっていたブレイザーズ戦のハイライト動画を載せておきます。
この試合から4試合連続50得点以上の伝説は生まれました。
コービーの凄さを見せつけられるとともに、懐かしきブランドン・ロイが不憫極まりない映像でもあります。
いいディフェンスをしていたと思うけど、冷血なブラック・マンバの前には無力。
ちなみに、コービーはこの次の試合でも44得点を記録しています。
その後の試合では23得点に収まりやや大人しくなったかと思いきや、次の試合ではまたも53得点という大台を叩き出していました。
今になって振り返ってみると、当時のコービーは本当にフィクションじみてるな…。
今でも生き続けるコービーの記憶
この頃のコービーが爆発的な得点力を発揮していた背景には、当時のレイカーズが優勝にはほど遠いコービーのワンマンチームだったから、というのがあると思います。
仮にウォリアーズがプレーオフ進出争いをするレベルのチームであり、その中で今のカリーが孤軍奮闘したら、何度50得点以上ゲームが生まれるかわかりません。
逆にチャンピオンレベルのチームのエースになると、3Qでお役御免になることが多くて個人記録が伸びないんですよね。
そんな背景があったにしろ、当時のコービーの『脳内で浮かんでいることは全て体現する』かのようなバイタリティには凄まじいものがありました。
プレーオフギリギリのチーム成績の中でも、多くの人がコービーこそ現役No.1と思っていましたからね。
未だにコービーのいないNBAに寂しさを感じることもあるけど、ブラック・マンバの記憶はこれからも生き続けます。