通算得点で歴代4位になったことが記憶に新しいレブロンが、またも無双劇を見せました。
なんだかんだで、今季のレイカーズがやや『戦術・レブロン』状態となりつつあるんですが、とりあえず今はレブロンの大活躍に興奮しておきましょう。
シーズンハイの51得点
2試合前にも44得点をあげていましたが、すぐにシーズンハイを更新してきました。
この理不尽さは、まさにレブロン。
バスケットボールに存在するおおよそすべての得点パターンを駆使し、51得点にまで上り詰めました。
FG(19/31)・3P(6/8)と、シューティングが絶好調だったキング。
レイカーズも勝利し、シーズン成績はこれで9勝7敗に。レイカーズが…貯金2…。歓喜。
ランスとの賭けにも勝利
最後にカリーばりの遠距離3Pを沈めて51点目を決めたレブロンは、なにやらシュート成功後にレイカーズベンチを指差しています。
この時のレブロンの指先にいたのは、ランス・スティーブンソンでした。
最後のTOの時にランスから「最後に3Pを打ってみなよ。まあ打たないだろうけど」との煽りを受けていたと。笑
“I bet you won’t shoot a three.” – Lance to LeBron pic.twitter.com/1mLQcvQVwn
— Ballislife.com (@Ballislife) 2018年11月19日
と言うわけで、最後に「見たか」と言わんばかりの指差しをお見舞いしていたわけですね。
ランスがレブロンを煽る構図は敵チーム同士の時から変わらないけど、今は仲のいいじゃれ合うチームメイトになってて微笑ましい。
今回のランスの煽りについても、試合後のインタビューでレブロンが笑顔で語っていました。
50得点記録回数でアイバーソン超え
この試合がレブロンにとって通算12回目の50点超えゲームになりました。
これにより、通算11回のアレン・アイバーソンを抜いて50得点記録回数で単独6位に。
以下がトップ6の顔ぶれです。
ランク | 選手 | 回数 |
1位 | ウィルト・チェンバレン | 118回 |
2位 | マイケル・ジョーダン | 31回 |
3位 | コービー・ブライアント | 25回 |
4位 | リック・バリー | 17回 |
5位 | レブロン・ジェームズ | 12回 |
1位のチェンバレンは異次元だとして、2,3位のジョーダンとコービーの記録を超えるのも結構な難易度ですね。
レブロンは通算得点ランキングではこの2人を抜くことになるだろうけど、50得点回数ではレジェンド二人が順位をキープしそう。
ちなみにレブロン以外の現役選手では、ハーデンの『9回』とカリーの『6回』が続いています。
16シーズン目以降での45得点以上は史上3人目
今回のレブロンの51得点は、16シーズン目のベテランが成し遂げた記録としても価値があります。
NBAの歴史において、デビューから16シーズン目以降で45得点以上をあげたのはレブロンの他にチェンバレンとコービーの2人しかいません。
レブロンで史上3人目となりました。
3チームで50得点以上を達成した史上初の選手に
これは、確かに他にはいないだろうな、、という記録。
Another historic night for the 👑 pic.twitter.com/ovz9lYeRY1
— Bleacher Report (@BleacherReport) 2018年11月19日
異なる3チームで50得点以上を記録したのはNBAの歴史上レブロンだけだと。
どんなスター選手であっても、キャリア3つ目のチームでプレーするときには、すでにパフォーマンスは衰えているはず。普通であれば。
レブロンも身体能力のピークは去ったでしょうが、個人の活躍自体には翳りが見えません。
レブロンの超人さ故に生まれた史上初の記録です。
レブロンは健在
というわけで、レイカーズに来てからもレブロンは間違いなくレブロンです。
冒頭でも言ったように「戦術・レブロン」が発動している点がやや気がかりではありますが、今回のようにシューティングが絶好調なのであれば、レブロンに無双してもらうのもありかな…とも思います。
レブロンの調子がそこまで良くない中で、レブロン一辺倒の攻めになるのは問題だけど。
衰え知らずのレブロンに加えて、他のレイカーズメンバーもさらに加勢してくれれば言うことなしです。