レイカーズがキャリア3つめのチームとなったレブロンは、いくつかの『新チーム出だしあるある』を持っています。
例えば、レブロンはレイカーズでの初陣を勝利で飾ることができませんでしたが、これは今回で4回目となるジンクスでした。
これまでキャブズ→ヒート→キャブズ→レイカーズと渡り歩いてきたレブロンは、新チームでの開幕戦で必ず敗北していたというもの。
これはネガティブな記録でしたが、今回はポジティブなジンクスを取り上げてみます。
軽めのネタなので、気休め程度に読んでみてください。
NBAファイナル進出の前兆
15戦目を終了したレイカーズのシーズン成績は、8勝7敗。
昨季はこの時点で6勝9敗だったので、大きな進歩です。
開幕3連敗はイタかったですが、試合内容からも今季のレイカーズの強さがここ数年で最高レベルというのは間違いないことです。
レブロン・過去2回の8勝7敗
ここで面白いのは、レブロンの新チーム出だしの成績にまたも共通するものがあるからです。
以下が、新たな偶然の産物。
キャブズからヒートに移籍してきた10-11シーズンでの開幕から15試合
→8勝7敗
ヒートからキャブズに帰ってきた14-15シーズンでの開幕から15試合
→8勝7敗
で、キャブズからレイカーズにやってきた今季、またも8勝7敗のスタートとなっていると。
過去2回の8勝7敗は、開幕前の評判にはそぐわない期待はずれ気味のスタート成績でした。
レブロン・ウェイド・ボッシュの3人がいたヒートと、レブロン・カイリー・ラブの3人がいたキャブズだったので。
一方で、どれだけの戦力になるか未知数だった今季のレイカーズに関しては、「よくやっている」という感想が大半なんじゃないですかね。
そして重要なのは、レブロンは過去2回の8勝7敗シーズン両方でNBA FINALに進出しているということです。
3度目の今季はどうなるか、と。
そもそも8年連続でファイナルに出場しているレブロン
実際のところ、「開幕から15試合でのチーム成績が〜」と細かいことを言わずとも、レブロンには8年連続でNBA FINALに進出しているという圧倒的な経歴があります。
先ほど紹介した8勝7敗シーズン2回も、言ってしまえばこの2/8に過ぎないわけで。
このファイナル8年連続出場はジンクスなんてものではなく、正真正銘レブロン自身の力で勝ち取ったものですね。
昨季のキャブズはレギュラーシーズンを4位の成績で終えながらも、レブロンの神をも超えるパフォーマンスによってNBAファイナルまでたどり着きました。
リアルタイムで観ていた当時の僕はレブロンを『現象』と表現していますね。
あのレベルのキャバリアーズをファイナルまで導くのは、どう考えても人間業ではありません。
ファイナルを含めた22試合で、レブロンは34得点 9.1リバウンド 9.0アシスト FG53.9%という理解不能な数字を残していました。
レイカーズに奇跡を起こせるか
冷静に考えて、今のレイカーズがNBAファイナルに出るだなんて夢の話です。
ただ僕は、プレーオフに出場さえすれば、レギュラーシーズンまでの評価はもう関係なくなると思っています。その理由は、レブロンがいるから。
とにかくプレーオフに駒を進めることができれば、レブロンが何かを起こしてくれるかもしれない、という思考。
これは、コービー時代のレイカーズにも全く同じことを思っていました。
昨季のキャブズの例もあるし、『レブロンさえいれば』と期待してしまうレイカーは多いはずです。
現時点でレブロンが得点・リバウンド・アシスト・スティールでチーム1位を独占しているとはいえ、レイカーズにはレブロン以外にもタレントが揃っています。
ベテラン勢と若手たちがうまくコンバイン中です。
何がなんでも、まずは6季ぶりのプレーオフ進出を。
そしてレブロンには例年通り無双してもらうとして、さらに他の選手達がただの「援護役」とはならずに主役に名乗り出るほどの活躍をしてくれれば。
ファイナル進出の可能性はゼロじゃない、かも。