ケビン・デュラントとドレイモンド・グリーンのいざこざをまとめていきます。
最近はレイカーズばかりに気を取られウォリアーズにはそこまで注目していなかったんですが、それでも二人の口論については耳に届いてきました。
過去にも試合中の言い合いが見られた二人の内戦は、今回もう一段階シリアスなステージに発展。
グリーン「お前がいなくても勝てる」
きっかけは、ウォリアーズ対クリッパーズ戦での4Qラストプレー。
最後は自分で締めたかったKDがグリーンからボールをもらえずにヒートアップ、さらにグリーンがスリップして自爆したものだから火に油。
ルー・ウィリアムスのシュートが落ちたのは試合時間残り6秒以下であり、あの位置で足が止まった状態のデュラントがボールをもらったとしても、いい形でシュートまで持っていけたは微妙ですね。
リバウンド後にダッシュでボールを運んで行ったグリーンの判断は間違っていなかったと僕は思いますが、あの致命的なファンブルがあっては責められても仕方がないか。
近くにいたクレイもフラストレーションを露わにしていますね。
タイムアウト中の口論
タイムアウト中、お互いにフラストレーションが爆発しました。
タイムアウト中のウォリアーズベンチの様子を捉えた映像。
ベンチに戻ってきてからお互いに言い合い、一度は収まったかと思いきや、カーHCからの作戦通達後にまたもヒートアップ。
グリーンはリビングストンによって剥がされ、同じくフラストレーションを隠しきれていないKDはカーとイグダーラから諭されている状況。
報道では、この時グリーンがビ◯チというワードを何度も使いつつ、「お前は必要ない。お前がいなくても俺らは勝てる。(チームを)出て行け」と吐き捨てたとされています。
それも、デュラントが今季終了後にFAとなることを口撃の中に混ぜていたというので、これは一線を超えた内戦になってしまった感があります。
このやり合いは、試合後のロッカールームでも続いたとのこと。
デュラントに対しての行き過ぎた口撃に関し、スティーブ・カーはグリーンを1試合の出場停止としました。
一旦頭を冷やせ、というメッセージですね。
過去のグリーンvsデュラント
過去にもグリーンがKDに対してブチ切れたことがありました。
この時は、作戦に反して自らのシュートを選んだKDにグリーンが怒った、という具合。
仲介者・カリー
11月14日に行われたホークス戦の前に、ステフィン・カリーがグリーンの自宅を訪問したと報道されています。
グリーンの言い分を聞き、状況を改善するために行動したと。
16日のロケッツ戦では、ベンチでも二人の交流を促進させるような振る舞いを見せています。
Well, for the Warriors sake, at least the blowout L is giving Steph Curry some time to bring KD and Draymond (and Cousins) together on the bench for a light-hearted conversation pic.twitter.com/IhylhtkovQ
— Anthony Slater (@anthonyVslater) 2018年11月16日
あくまでも自然体でチームに笑顔をもたらす、最高のチームメイトですね。
故障中でも、ウォリアーズにおけるカリーという存在の重要さを思い知らされます。
ちなみに、この試合開始前のシューティングに向かう時点で、グリーンとKDは二人きりでコミュニケーションを取り合っていました。
Draymond Green and Kevin Durant communicating positively on their way to the arena for shootaround. pic.twitter.com/hrOi3mJY5U
— Chris Haynes (@ChrisBHaynes) 2018年11月15日
さすがはプロというべきか、関係修復にも長い時間を要さないですね。
試合中にも向き合って意思伝達をしています。
All good? pic.twitter.com/zSPaO6Lo8s
— Bleacher Report (@BleacherReport) 2018年11月16日
オールOKでしょうか?
仮に今季終了後にKDがウォリアーズを退団することになっても、その理由が『チームメイトとの不仲』とはなって欲しくないですね。
めちゃくちゃ強いしめちゃくちゃ仲のいいチームの代表として、KDとグリーンには良好な関係でいてもらいたい。
参考記事:YAHOO SPORTS、NBC