伝説となった50得点ゲームのあとも、デリック・ローズの勢いは衰えていません。
むしろあの試合を火種として、ローズはハイパフォーマンスを連発しています。
今季は、ローズ好きにとってたまらないシーズンになっていますね。
11-12シーズン以来の個人スタッツ
50得点ゲーム直後の試合では怪我の影響で途中離脱となっており、ちょっと心配していました。
その後も1試合を欠場していましたが、大事に至らなくてよかったです。ローズの怪我情報にはどうしても過敏になってしまいますね。
現在はフルコンディションに戻り、ここ数年で最高のパフォーマンスを見せ続けてくれています。
4試合連続20点越え
ローズは怪我で1試合欠場した後に4試合連続で20得点越えを記録し、11月14日時点で平均得点は『19.2』にまで達しました。
好調が続く理由の一つには、『3Pの高確率』が挙げられます。
ここまで48%の成功率となっており、リングへのアタック以外にも武器を持てているのが相当デカいですね。
バトラー退団によってさらなるキーマンに
開幕前からお騒がせ男になっていたジミー・バトラーは、結局ウルブズを去って行きました。
ローズ&バトラーの旧ブルズコンビの再結成を少しでも見れてよかった、かな。
バトラーの退団によってローズの出場時間が増えることになるとともに、与えられる役割の重要度も当然上がってきます。
今後はSGとしてスタメン出場を続けることが濃厚ですね。推しメンのスタメン出場は、やっぱり嬉しい…。
バトラーのウルブズ残留を願っていた方には悪いですが、ローズファンとしては『いい舞台が整った』という感じです。
11月13日に行われたバトラー退団後初の試合では、ローズがまたも素晴らしい活躍を見せてくれました。
ローズ23得点の活躍により、ウルブズは4連敗を免れることに。
「ローズが20得点以上を記録してチームを勝利に導く」というのは、今季ではもうそれほど目新しさを感じなくなってきていますが、昨季はこんな状況を味わえるとは思っていなかったですよね。
願ってはいたけれど。
バトラーの退団によってローズはウルブズの中でガード選手1位の平均得点となり、全体を見てもタウンズに次ぐチームの得点源となりました。
ローズを主軸の一人としてプレーオフ進出を狙うウルブズのゲームは、なかなかに見応えがあります。
11-12シーズン以来の平均20得点へ
13試合消化時点でのローズのスタッツをおさらい。
19.2得点 3.5リバウンド 4.8アシスト FG45.7% 3P48.0%
平均20得点の到達は間近です。
ちなみに、ローズが最後に20点の大台を超えていたのはMVPを受賞した2011-12シーズンでした。この時には21.2得点を記録しています。
こうしてみると、そもそもローズが平均20得点を記録したしたのがデビューから2年目〜4年目の3回しかないことに驚きます。
キャリア平均得点も現時点では18.9点しかなく、どれだけ怪我に苦しめられてきたかということはこの数字からも見受けられます。
それでもローズがこれだけファンの注目を集める選手になっているのは、輝いていたその数シーズンで圧倒的な輝きを見せていたからですね。
そして、昨季平均8.4得点だったアラサー選手が翌シーズンに平均20得点に届こうかという、スペシャルなドラマチック演出も見せてくれているわけだし。
これだからローズファンはやめられない。