カーメロ・アンソニー

【不要説】ロケッツがカーメロ・アンソニー解雇に動く可能性

現時点で、最も予想外の苦戦を強いられているチームはヒューストン・ロケッツで間違いないと思います。

昨季リーグ最高勝率だったロケッツが、現在ウエスタンカンファレンス12位に沈んでいるのは、不本意としか言いようがありません。

そんなよろしくないチーム状況の中で、今季新加入であるカーメロ・アンソニーの解雇が噂されていると。

早すぎる『カーメロ不要説』

カーメロの今季のパフォーマンスにはかなりの波があります。

プレシーズンを観ていた限りでは、2ndユニットの一員としてうまくチームに順応できるかと思っていましたが、現在のメロは昨季のサンダー在籍時と同じ状態になりつつありますね。

開幕から10試合分の得点とFG%を見てみます。

9得点FG30%
7得点FG30%
9得点FG37.5%
22得点FG52.9%
24得点FG44.4%
8得点FG16.7%
28得点FG75.0%
17得点FG57.1%
8得点FG33.3%
2得点FG9.1%
10試合平均13.4得点10試合平均40.5%

ベンチからの出場とはいえ、ここまで平均29.4分の出場時間が与えられていることを考えれば、寂しい平均得点です。シュート確率が安定しません。

昨季に続き、キャリア最低の平均得点を更新してしまうのか。

しかし、「カーメロはもう終わった…」と言うにしては、時にキラリと光る活躍も見せており、中々諦めきれないもどかしい状況です。

現時点でのシーズンハイは28得点。

こういうような好調時のプレーを見るとまだスターレベルにあると思えるんですが、いかんせん不調時との落差がありすぎる。

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ウェイドの援護

ロケッツが開幕から低調、その中でカーメロ解雇に動くとなれば、チームの不調を一人に原因付けているようにも見えてしまいます。

そんなロケッツの見解に一石を投じる、同期のドウェイン・ウェイドのツイート。

『カーメロに責任をなすりつけようとするのはやめるべきだ。本当の問題は別にあるだろう』

そして、『カーメロにこの状況はふさわしくない』とのツイートに対してもこのリアクション。

『ほんそれ』の意を示しています。

メロがもっといいパフォーマンスができていれば、確かにロケッツはより良い成績を残せているでしょう。そりゃそうです。

ただ、チームの低調がメロだけの責任ではないと言うのは、普通に考えればわかることですよね。

ここまで、ハーデンがFG41.8%・5.4ターンオーバーCP3もFG40.5%・3.0ターンオーバーとなっており、効率のいいプレーができているとは言えません。

だからと言って、この二人の価値が下がるわけではなく。

開幕から10試合そこらでパフォーマンスが安定しないのはあるあるだし、この後二人のパフォーマンスは上っていくだろうと思います。

同じように、カーメロの価値を今決めてしまうのも時期尚早だろうと。

カーメロの場合は、昨季も低調なパフォーマンスだっただけに、見限るタイミングが早くなってしまうのもわからなくはないんですが、もう少し様子を見るべき。

ロケッツの決断はいかに

今季はデリック・ローズがかつての姿を取り戻していて激アツですが、やや『過去の選手』になりつつあるカーメロにも輝きを取り戻して欲しいところです。

仮に解雇されたとしても、その後の移籍チームが全く見つからないことはないと思います。カーメロがロケッツへの復帰をすでに諦め、新チームを探し始めているとの報道もあるし。

とはいえ、カーメロにとってのベストはこのままロケッツに残留することで間違いありません。

ロケッツがもう少し忍耐強くあってくれることを願いますが、もう決断は下されているかもしれない…