サンズからレイカーズにやってきたタイソン・チャンドラー。
僕を含めたレイカーズファンにとってかなり期待の持てる補強でしたが、案の上チャンドラーがチームにいい効果をもたらしてくれています。
元最優秀ディフェンスマンの加入
今季は、開幕からジャベール・マギーが予想を超えた好パフォーマンスを継続中です。
スタメン同士の対決ではセンターポジションで不利になることがない一方で、控え選手にはやや不安が。
ズバッチもウィリアムスも頑張ってはいますが、レイカーズの他ポジションと比べると手薄感が否めませんでした。
そんな中でのチャンドラー加入ですから、これをレイカーズファンが歓迎しないはずがないと。
今季で18年目のチャンドラーは、NBA優勝・最優秀ディフェンス賞・オリンピック金メダルなど、実績も経験も十二分な選手です。
クラッチ・ブロック
レイカーズのシーズン成績が4勝6敗の時に加入したチャンドラー。
今季のサンズでの7試合は、平均出場時間が12.7分という少なさでしたが、レイカーズ移籍後は3試合で22.7分間となり、マギーに次ぐ2番手センターとして活躍中です。
現地11月11日に行われたホークス戦では、接戦となった試合終盤でマギーに代わってコートインしていました。
マギーがファウルアウトしていたわけでもないので、これはルークの判断です。
そして、この采配が大成功だったと。
この日3つ目のブロックが、最高のセーブプレーとなりました。
元DPOY、ここにあり。
ちなみにこの試合では、現在平均ブロック数リーグ3位のマギーも3ブロックを記録しており、マギー&チャンドラーで見事な『ゴールの番人コンビ』が完成しています。
さらにチャンドラーは3試合で25本のリバウンドをもぎ取り、そのうち14本がオフェンスリバウンドになっています。
こういう選手がチームにいてくれるのは本当にありがたいです。
レイカーズは勝ち越し状態に
チャンドラーがもたらした勝利により、レイカーズのシーズン成績は『7勝6敗』となりました。
そう…
レイカーズが勝ち越し状態に…!
レイカーズファンとして、長らく経験できていなかった素敵な状況です。
レイカーズがシーズン成績で勝ち越すのがどれくらい久しぶりなのかというと、まず昨季2017-18シーズンには、『勝ち』が『負け』を上回ることが一度もありませんでした。
一度も、ですよ。開幕戦も負けてたので。
さらに遡ると、2016-17シーズンには開幕から15戦消化時点で8勝7敗という成績を残せていました。これが、最新のレイカーズ勝ち越し状態だったのです。
いやー、長かった。チャンドラーのブロックには凄まじい重みがあります。
そして、レイカーズはプレーオフ圏内の『8位』という順位を授かることに。これはスクショ不可避…。
推しチームが白星に溢れている状態は、やはり気分がいいですね。
今季は最後まで勝ち越しを貫いてくれると信じています。
さらに戦力を充実させたレイカーズ
レブロンやロンドという若手選手の見本となる存在に、さらにチャンドラーが加わり、レイカーズは内面的にもプラスの効果が期待できると思います。
結局ロンドとロンゾはどちらを1番手PGにするのか、そしてクラッチタイムでのレブロンの絶望的なFT確率は改善されるのか、など問題はまだまだありますが、開幕時に比べてレイカーズの状態は確実によくなっています。
チャンドラー加入によってさらに上り調子となった今季のレイカーズは、見所がありすぎる。