17-18シーズンの開幕前には、コービー・ブライアントによるマンバ・チャレンジが話題となっていました。
師匠というよりもはや仙人ポジションになったコービーが、選手たちに来季の課題を投げかけていくというものです。
このチャレンジはNBAを越えて、様々な分野のパフォーマーが対象となっていたんですよね。
そんな中で、当時のヤニス・アデトクンボに与えられたマンバ・チャレンジがこちら。
— Kobe Bryant (@kobebryant) 2017年8月27日
自分からチャレンジを要求したヤニスは、シンプルかつ強烈なミッションを与えられていました。
この時は、凄まじくハードルの高いチャレンジだなと思ったものですが、今季のヤニスが『 MVP』を獲得することにはかなり現実味があります。
個人成績とチーム成績が伴っている今季
昨季も平均26.9得点 10.0リバウンド 4.8アシストという圧倒的なスタッツでシーズンを終えており、個人成績だけをみれば文句なしのMVPレベルでした。
ただバックスが44勝38敗でイースト7位に終わったため、ヤニスのMVP票は集まりにくい状態に。
このチーム成績だと、16-17シーズンでのウエストブルックのように、平均トリプルダブルレベルのインパクトが必要でしたね。
イースト上位をキープするバックス
今季のバックスは開幕7連勝というロケットスタートに成功し、11月12日現在で10勝3敗・イースト2位の位置につけています。
ここまでの状況をみると、イーストはラプターズ(現在イースト1位)とバックスの2チームで頂上争いをしそうな雰囲気。
今季はイーストのレベルも上がっていて、昨季までの『ウエスタンカンファレンスファイナルが事実上のNBAファイナル』という風潮はなくなりそうです。
無双するヤニス
やっとチーム成績が伴ってきたところで、ヤニス自身のパフォーマンスも依然としてハイレベルが続いています。
圧倒的だったプレシーズンから、勢いは全く衰えていません。
何回記事タイトルに【MVP候補】って使うつもりなんだろうな。でも本当にそうだからしょうがない。
レギュラーシーズン13試合を消化した現在のヤニスのスタッツがこちらです↓
『25.7得点 13.4リバウンド 5.5アシスト FG53.9%』
PER値はリーグ全体で8位。
11月9日に行われたウォリアーズ戦では3Qまでに24得点を荒稼ぎし、王者相手に圧勝する原動力となりました。
得点もブロックもイージーすぎですね。
歩幅と腕のリーチの長さが異次元で、「あ、その位置からダンクにたどり着けるんだ」と何度も思わされてます。レブロン級のディフェンス無視具合。
この試合は134-111の大差でバックスが勝利しました。今季、ウォリアーズが再び20点差以上で敗れることがあるかは微妙。
バックスの戦力が昨季に比べて大きく前進していることを象徴した試合だったと思います。
週間MVPを受賞
ヤニスは、今季2週目(10月22日〜28日)の週間MVPに。ウエスタンではカリーが選ばれています。
昨季週間MVPは1度だけの受賞でしたが、今季は何度も選出されることになりそうですね。やっぱりこの選考にも、チーム成績の良さが必要になってくるし。
ヤニスのここまでの個人パフォーマンスに加えて今のバックスのチーム成績があれば、必然的にシーズンでの『MVP』も見えてるはずです。
1年越しの『マンバチャレンジ』達成はなるでしょうか。