シンプルな構図として、レブロン・ジェームズの移籍によって大きな損失を受けたのはキャバリアーズ、そして計り知れないプラス効果を得たのはレイカーズになっています。
1人でプレーオフ圏外チームを優勝争いに導けるパワーを持っていると思うし、レブロン加入による戦力的なプラス効果は言うまでもなし。
同時に、チーム人気を底上げするスター性もレブロンは持ち合わせています。
今季のレイカーズはレブロン効果の恩恵を授かりまくることになりますが、逆に昨季までほとんどレブロン一人の力でチームとして成り立っていたキャブズは、「戦力」と「人気」の両面で甚大なダメージを受けています。
全てを失ったキャブズ
どう考えても今季は華やかな成績を残せなそうだったキャブズは、予想をさらに超えた苦戦を強いられ、開幕6連敗というタフなスタートになっています。
それでもチームに抜群の個人成績をあげるスーパースターがいればなんとか見所はあるでしょうが、今季のキャブズにはその花がない。
ケビン・ラブが平均ダブルダブルのスタッツを記録して頑張ってはいますが、残念ながら白星ナシの絶望感を癒してくれるほどのものではないかと。
ファイナル進出を果たした昨季に比べて戦力が急降下したことは明らかですが、さらにキャブズのチームとしての人気も同じく地に落ちたことが、チケット料金に表れています。
なんと、キャブズ4ゲーム目のネッツ戦のチケットは2ドル(224円くらい)での購入が可能だったとのこと。衝撃的な安価です。
12月2日に行われるイースト上位候補のラプターズの試合のチケットも17ドル(約1902円)という安さで購入できてしまうと。
キャブズとしては悲痛すぎる現状です。
レイカーズはウハウハ状態
現在2勝4敗で、戦績的にはキャブズとそこまで対照的とは言えないレイカーズですが、レブロン効果によってチケット台は高騰を見せています。
The @KingJames effect 💰 pic.twitter.com/D2PYTwXMig
— SportsCenter (@SportsCenter) 2018年10月19日
そりゃあみんな、レブロンの来た新生レイカーズを観たいさ…
戦績が今ひとつとは言え、今季のレイカーズの試合は尋常じゃない面白さになっているし。高いチケット代を払ってでも見に行く価値があると思いますね。
レブロン・ジェームズ一人の移籍によって、両チームの人気にはここまでの差が生まれました。
参考記事:Cleveland Cavaliers tickets: Prices drop after LeBron leaves | SI.com