開幕から数試合を消化した時点で、セルティックスで一番目立っている選手はアービングでもなくヘイワードでもなく、2年目のジェイソン・テイタムです。
昨季プレーオフでブレイクしたテイタムは、今季は開幕から絶好調。なんならプレシーズンからハイパフォーマンスを見せていました。
オフシーズンのテイタムといえば、コービー・ブライアントとワークアウトを行ったことでも話題になりましたね。レイカーズのレジェンドが、セルティックスの若手のために一役を買ったのが面白いところ。
そして、今季のテイタムからは明らかに「コービー臭」が漂っているのです。マンバメンタリティが備わった、ジェイソン・テイタムには期待せずにいられない。
コービーとテイタムの師弟関係
開幕戦のテイタムのハイライト映像を引用し、コービーがこんなツイートを。
#nasty @jaytatum0 good start. Keep it rollin #mambamentality https://t.co/DfqbMTxpYZ
— Kobe Bryant (@kobebryant) 2018年10月17日
“マンバメンタリティ”のハッシュタグとともに、「いいスタートだ。その調子でいけ」とのメッセージ。完全に師匠目線のコービー。
今夏から始まった師弟関係はまだ続いていそうな感じ。
Kobe working with @jaytatum0 on his Mamba mentality 🐍 pic.twitter.com/d8JemKnO59
— Bleacher Report (@BleacherReport) 2018年7月27日
テイタムはコービーとのワークアウトについて、「僕にとって最高にクールなものだったね。彼は僕のお気に入りの選手だったから。本当に特別な時間になったよ」と語っています。
コービーを彷彿とさせるプレースタイル
コービーから学んでいるテイタムは、やはりプレースタイルも師匠に似通ってきました。
クラッチタイムでの強さを発揮した、ニックスとの個人ハイライトを見てみます。
まず、32秒からのポストプレー。両手で保持したボールを上下させる感じ。このモーションからはかつてのコービーのポストプレーを連想させます。
そして、勝利を決定づけた最後のフェイダウェイは、完コピレベルの再現性です。
相手を押し込む際の弾みの大きいドリブルと、ドリブル終了後のキレのある左右へのボディフェイク。そして、大きく後方に流れて放ったショットは成功。この18-19シーズンにも、コービーは生きている…
コービーとワークアウトをした事実を知らずとも、ブラックマンバの影響を受けていることを察する完コピ具合です。
この大事な局面で自らクラッチショットを決めてくるあたり、スキルだけでなくマンバメンタリティも備わっています。
コービーファンも必見のテイタムのプレー
テイタムの開幕から3試合のスタッツは21.0得点 10.7リバウンドとなっています。
コービー好きの自分が、コービーっぽさを味わうためにセルティックスの試合にも注目する必要が出てきました。
コービーのエッセンスを受け継いだジェイソン・テイタムは要チェック。