2018-2019シーズン

【朗報】テクニカルファール、特に厳しくなってない【感情表現OK】

シーズン開幕前のプチ話題として、「今季からはテクニカルファールの基準が厳しくなるのではないか」というのがありましたね。

レフェリーチームが発表した、「RESPECT FOR THE GAME RULES」として選手の禁止行為をリスト化した文章が憶測を呼びました。

ビッグプレーをかました選手が雄叫びをあげたりする行為も、テクニカルファールの対象になるのではないかと拡散されることに。

これには、感情をむき出しにする選手が見れなくなるとすれば、そんなNBAはつまらなすぎるだろー!と憤慨するファンが多数でした。

例えばカリーがこんな風に叫ぼうものなら、すぐにレフェリーが笛を鳴らしてしまうのではないか、と

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しかしご安心ください。

このキャプチャは今季のウォリアーズ2戦目から切り取ったものです。10月20日のジャズ戦3Q終盤にカリーがシュートを立て続けに沈め、この野生に帰った姿を見せていました。

僕が今季観戦してるのはウォリアーズvsサンダー、レイカーズvsブレイザーズ、ウォリアーズvsジャズの3試合。この3試合を見た限りでは、テクニカルファールは特に厳しくなっていないと言い切れます。

レフェリーへの態度が判定対象

そもそも、「今季からNBAでは過度な感情表現が禁止」というのは勘違い。Hikki Sicksさん (@hikki76)がわかりやすく解説してくれています。

単に感情を露わにすることには問題なく、矛先がレフェリーに向かうのがアウト、ということですね。

確かに、英語でテクニカルファール云々のワードで検索をかけても、特に議論が巻き起こっている様子はありません。英語から日本語に訳す際のニュアンスの違いが誤解を招いてしまった具合でしょう。

先ほども言ったウォリアーズ対ジャズの試合では、第4Q残り約4分の場面で、ドレイモンド・グリーンがファールコールに対して明らかに不快感をあらわにし、しばらく駄々をこねていました。

しかし、これにもテクニカルの判定はありませんでしたね。レフェリーに詰め寄って行ったわけではなかったので、これも今まで通りコールがあったりなかったりになる模様。

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NBAの原型には変化なし

流石に選手の感情表現を制限するほど、レフェリーチームがエンターテイメントを理解していないわけがないですよね。

例えば、一時期の憶測通りのテクニカルファールの基準が実現していれば、この決勝弾も台無しになりかねない。

ウォリアーズは、ヨナスが古巣のジャズ相手に決めたチップインによって劇的勝利を収めました。シュート成功後、ヨナスはジャズのベンチ前で雄叫びをあげています。

これがテクニカルファールとみなされてジャズにフリースロー2本…みたいな流れになれば興醒めにもほどがありますもの。

シーズンが進んでいけば、コール基準の多少の変化に気づくこともあるかもしれませんが、とりあえず僕らの好きなNBAが大きく変わることはなさそうで一安心。