シーズン開幕を前にして、リチャード・ジェファーソンが引退を発表しました。
昨季在籍したナゲッツが8つ目のNBAチームとなっていましたが、多くの人にとってはキャリア初期のネッツ時代のジェファーソンが特に印象的なのではないでしょうか。
2001年にデビューしてから7年間在籍したネッツの中で、特にキッド・カーター・ジェファーソンのBIG3が揃っていた時期は鮮明に記憶に残っています。
今回はジェファーソンの引退にひっかけて、懐かしのBIG3を回顧。
ニュージャージーネッツのBIG3と言えば
あの頃のチーム名はブルックリン・ネッツではなく「ニュージャージー」・ネッツでしたね。
ブルックリン・ネッツのBIG3はこれからも更新されていくだろうし、この3人!と決め切ることはできないけど、ニュージャージー時代のネッツのBIG3は、キッド・カーター・ジェファーソンの3人だと決着しています。石碑に刻んでおいてほしいレベルです。
今の知識がある状態では、「BIG3」という単語からは色々な3人組を連想しますが、2004-05シーズンからNBAを見始めた身としては、このネッツのトリオが自分にとって初の「BIG3」でした。
スターが一つのチームに揃うことが今よりも圧倒的に少なかった時代なので、このトリオにはかなりのインパクトがありましたね。
BIG3が揃ったのは3シーズン半
2001年にネッツでNBAデビューを果たしたジェファーソンと、同年にサンズからネッツへ移籍してきたジェイソン・キッド。ここに、2004-05シーズン途中からヴィンス・カーターが加わったと。
前年にアシスト王となっていたキッド、
このシーズンで当時のキャリアハイ22.2得点をあげたジェファーソン、
移籍後からは平均27.5得点を叩き出したカーター。
やっぱりこの3人が揃っていたのはすごいことでしたね。
ちなみにこのBIG3結成シーズンでは、ジェファーソンの故障離脱により、レギュラーシーズンとプレーオフを合わせて3人が揃ったのは12試合だけでした。
その後05-06、06-07と続き、07-08のシーズン途中にキッドがマブスへ移籍したことでBIG3は解体。このオフにはジェファーソンもバックスへ移籍しており、ネッツに残ったのはカーターだけとなりました。
このBIG3が揃っていたのは約3シーズン半でしたが、最近のスターが移籍しまくるNBAを見ていると、これは割と長い期間なのかなと思えますね。
キッド、カーター、ジェファーソンが揃っていた当時のネッツの試合はエキサイティングでした。
プレーオフ期間時点でキッドが移籍してしまっていた最後の07-08シーズンを除き、04-05〜06-07まではこのBIG3でプレーオフへの進出を果たしています。
それぞれ、1回戦敗退、カンファレンス準決勝敗退、カンファレンス準決勝敗退という結果。
メンツの割に、当時のネッツはものすごく強かったわけではありませんでした。
それでも、この3人のタレント力によって、当時のネッツは2000年代中盤で強く印象に残ったチームになっています。
リチャード・ジェファーソンといえば、やっぱり思い出すのはネッツのユニフォームを着ていた頃。