レギュラーシーズン開幕前の楽しい一時、プレシーズンがついに終了しました。
ぼくが勝手に「プレシーズンMVP」を決めるとしたら、まず候補にあげたいのがステフィン・カリー、そしてもう一人がヤニス・アデトクンボです。
昨季も十分に怪物だったアデトクンボは、今季はそのモンスター具合に磨きをかけている模様。
プレシーズンでの圧倒的な活躍
本当にヤバい奴(いい意味で)っていうのは、出場時間の少ないプレシーズンでも実力を存分に見せつけてきますね。
ヤニスはプレシーズンに3試合出場し、
平均24.9分出場 24.0得点 11.7リバウンド 5.7アシスト 1.7スティール
というモンスタースタッツを記録しました。
中でも、最終戦での活躍は圧倒的。
この動画一つにアデトクンボの怪物性全てが盛り込まれています。
25分の出場で、32得点 12リバウンド 10アシスト 3スティールというトリプルダブルを達成しました。まだプレシーズンだってのに…
中でも注目したいのは、この日は5本打って2本沈めた3Pの精度ですね。
昨季は平均1.9本という試投数でしたが、コーチ陣からは3Pのトライ数を多くするよう指導を受けていたそうです。あのインサイドでの支配力に、アウトサイドまでが武器となれば、アデトクンボのマッチアップ相手があまりにも不憫。
ディフェンス3人で止めに行ったところで、何の解決にもならないでしょうね。
可動範囲やコート上での支配力を考えると、レブロン・ジェームズに最も近い選手の一人である気がします。
今季のMVP候補筆頭
ESPNの選手ランキングでは、デュラントと並んで4位という高順位に付けているアデトクンボ。
⇒【2018-19シーズン版】ESPN・NBA選手ランキングトップ50
ちなみに、アメリカのスポーツ週刊誌『Sports Illustrated』によるシーズンMVP予想では、レブロンを抑え、なんとアデトクンボが1位となっているのです。
アデトクンボは昨季も26.9得点 10リバウンド 4.8アシスト 1.5スティール 1.4ブロックというイカれ切ったスタッツを残しており、個人成績だけをみればMVPを受賞していてもおかしくありませんでした。
昨季のネックは、所属チームであるバックスが「カンファレンス7位」というシーズン成績だったことです。チーム成績さえ伴えば、アデトクンボは間違いなくMVP候補になってくるはず。
とりあえず今は、早くアデトクンボの圧倒的なパフォーマンスに魅せられたいという気持ちです。