ジミー・バトラー

ジミー・バトラーのウルブズ練習復帰エピソードがドラマチックすぎる

ジミー・バトラーをめぐるウルブズとヒートの交渉は難航中とされており、直近のニュースではジミーのロケッツへの移籍可能性が報じられていました。

ウルブズはジミーと引き換えにロケッツからエリック・ゴードンとPJ・タッカーの二人を要求しているようですが、ロケッツ側はPJ・タッカーの放出を拒否しているとのこと。

この感じだと、ロケッツはそこまで熱烈にジミーを欲しているわけでもないのかなと思えますね。

この5人が揃うのは見てみたいけれど。

トレードに難航し、籍はウルブズにありながらもチーム未所属のような状態で開幕を迎える雰囲気もあったジミー・バトラーでしたが、ここへきてチームとの再合流を果たしました。

情熱の男 ジミー・バトラー

ジミー復帰一発目の練習は、エピソードと後のインタビュー内容がドラマチック。

良くも悪くも、このジミー・バトラーという男は「ヤバい」と思わされるものです。

・練習をサイドラインで見学していたスコットGMに対し、「俺が必要なんだろう、スコット。俺ナシじゃお前は勝てない」と叫ぶ。

・試合形式の練習で、レギュラーメンバー相手に、ジミーはベンチメンバーの一員として参加。ジミーの活躍により、ベンチチームが下克上を起こす。

・試合中、タウンズとはトラッシュトークのやり合い。

タウンズとのやり合いについてはこんなコメントを残しています。

「タウンズに対してタフに当たっていたかって?そうだ、僕はそういうやつだ。

僕はチームで一番の才能を持った選手じゃない。最も才能のある選手はタウンズだ。

神から最高のギフトを授かった選手は、ウィギンズ。

そして誰が一番ハードにプレーするかと言われたら、それは僕だ。

僕は毎日の練習と毎日の試合に自分の身を捧げる。それが僕の持つ情熱だ。

みんなそれぞれのやり方でチームを率いていくけど、これが僕のやり方なのさ。」

ちょっと盛ったんじゃないかと思ってしまうエピソード集ですが、ジミーも練習での自分のヒートアップを認めています。

「(報道されている)多くのことが事実だ。長い期間バスケをプレーしていなかったから、とても情熱的になっていたんだ。勝負事以外では、そんな風にはならないけどね。全ての感情が、一度に放出された。それが正しいことだったかって?違うだろうね。でも、あの場で自分をコントロールすることはできなかった。」

3週間前に自らトレードを要求し他チームと交渉、久しぶりに復帰した練習でのこの振る舞いは、もはや「奇行」と言えるレベル。

ジミーの凄まじい情熱からくるこのエピソード、僕は嫌いじゃないですが、否定的な意見を持つ人もたくさんいることでしょう。

そもそもバトラーがチーム退団を希望したのは、チームメイトのバスケへの姿勢に不満があったからでした。チーム内部の事情を詳しく把握できていない外野からは意見しにくいです。

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いくつかインタビューを引用しましたが、ニュースのソースとなっているのは以下の動画です。ジミーがどんなテンションで発言していたのか、気になる方はご覧ください。

練習に復帰したから、これでジミーのウルブズ残留が決定したのかと言えば、そうでもないはずです。

ただ少なくとも、18-19シーズン開幕は無事(?)ウルブズの選手として迎えることになりそう。

これまでジミーにはそれほど注目してこなかったけど、オフシーズンでの一連の騒動によって、この情熱男への関心が高まってきました。ここまでを受けて、ジミーのことを「わがまま男」と捉えるか、「情熱男」と捉えるかは真っ二つですかね。

これほど内部事情が表面化した状態で、ジミーがタウンズやウィギンズと同じコートに立った時どんな風になるのかも興味があります。

今季のウルブズはどうなるのか。