これまでは「ダラス・マーベリックス=ダーク・ノビツキー」というのが定番でしたが、ノビさんも今季からはベンチスタートとなり、いよいよマブスの顔となる選手が移り変わる時期に差し掛かっています。
16-17シーズン前に巨額で獲得したハリソン・バーンズは少々不発気味。
で、そんなダラスの新エースとなりそうな雰囲気あるのが、ルーキーのルカ・ドンチッチです。
今季は、新人王候補No.1「ルカ・ドンチッチ」の名前を耳にする機会が多くなりそう。
ヨーロッパの覇者がNBAに降臨
NBA入団前はユーロリーグでプレーしていたドンチッチ。所属はレアル・マドリーでした。
現在19歳のドンチッチですが、彼のヨーロッパでの経歴はすでに半端ないことになっています。
これまでに手にしてきた栄誉があまりに多すぎるので、2018年だけに限定してリストアップしてみます。
- ユーロリーグチャンピオン
- ユーロリーグMVP
- ユーロリーグファイナル4MVP
- オールユーロリーグ1stチーム
- リーガACBチャンピオン
- リーガACB MVP
- リーガACBベストヤングプレイヤー
- オールリーガ1stチーム
- ACBオールヤングプレイヤーズチーム
NBA入団前にして、この経歴。こんなの即戦力不可避です。
どうしたってNBA初戦には注目が集まりますね。
プレシーズン初戦での活躍
満を時してのNBA初戦で、ドンチッチはPFとしてスタメン入りを果たしました。
ユーロリーグ時代はオールラウンダーとして1〜3番をプレーする機会が多かったドンチッチが、思い切っての4番起用。
ユーロリーグ時代のプレーは一度も見たことがなかったので、このプレシーズンが初見でしたが、なるほど確かにスキルフルなプレイヤーだわ。
4番起用も頷ける身体の厚みを持ちながら、これだけハンドリングに長けている選手はそういないと思います。
この試合では、16得点(FG5/7 3P3/4 FT3/6) 6リバウンド 2アシスト 3ブロック 4ターンオーバーというスタッツでした。
スピードがさほどなくとも、この器用さとシュート精度があれば問題はなさそう。
同時に、試合中の動きからはなんとなく緊張が伺えますね。これだけの経験があっても、やっぱりNBAの舞台は別格なのか。
今回の対戦相手は中国チームだったので、NBAチーム相手にはどこまでのレベルでプレーできるか、今後にも注目です。
マブスの救世主になれるか
ディアンドレ・ジョーダンも新たに加わり、ダラスは昨季までとは毛色の違うチームになる予感。昨季15.2得点を記録した2年目のデニス・スミスjrもさらにレベルを上げてくるはずです。
これに新人王候補No.1のドンチッチがいるマブスは、結構面白いチームに仕上がってますね。
昨季ダラスはウエスタン13位に沈み、2シーズン連続でプレーオフ進出を逃しています。10-11シーズンに優勝を果たしてからは、プレーオフ1回戦の壁を超えられておらず、そろそろ弱小街道から抜け出したいところです。
これまでマブスを支えてきたドイツ出身のノビツキーの後を継ぐのが、同じくヨーロッパ出身のドンチッチになれば面白い。