今のレイカーズがどれだけの戦力を誇るかは人によって意見が分かれるところだと思いますが、少なくとも「17-18シーズンよりは強くなっている」という点は総意でいいんじゃないでしょうか。
レブロンを始めとして、ロンドやスティーブンソンなど、レイカーズにはタレントが揃いました。
元々、ロンゾ・イングラム・クズマの若手トリオの活躍によって上昇気流に乗れていた昨季のレイカーズだったので、プレーオフ上位進出くらいは軽く期待してしまいます。
一方、戦力補強に成功したレイカーズに対して、同じロサンゼルスに本拠地を持つクリッパーズは、戦力の「流出」が相次いでいるという真逆の状況です。
昨季開幕前にはクリス・ポールがロケッツに移籍し、シーズン途中にはブレイク・グリフィンがピストンズへ。この時点ですでに別チームでしたが、今オフにはディアンドレ・ジョーダンのマブス移籍までもが実現したと。
ディアンドレの放出がトドメの一撃となり、BIG3は完全に解体となりました。
いよいよ、レイカーズがロサンゼルスの覇権を握り返す時がやってきましたよ。
6年連続でクリッパーズに負け越し中のレイカーズ
以下、レイカーズの過去6年のクリッパーズとの戦績です。
2012-13 | 0勝4敗 |
2013-14 | 1勝3敗 |
2014-15 | 0勝4敗 |
2015-16 | 0勝4敗 |
2016-17 | 1勝3敗 |
2017-18 | 1勝3敗 |
毎シーズン4回対戦し、最高でも1勝しかできていないという悲惨な状況が続いていました。
最後にレイカーズがクリッパーズに勝ち越したのは、2011-12シーズンでした。はるか昔の記憶ですな。
以降、レイカーズは6年連続で負け越しているのです。
クリッパーズが拠点をロサンゼルスに移してから34シーズンが経ち、勝ち越し回数のトータルではレイカーズが27勝7敗となっています。たった7回負けたうちの6回が、過去6年に集中しているのです。
プレーオフ進出回数を見ても、過去6年でクリッパーズは5回。レイカーズは1回のみ。レイカーズは5年連続でプレーオフを逃し中。
クリッパーズに完全にマウントを取られている昨今のレイカーズなのでした。
レイカーズ劣勢の状況はピリオド
20年前のNBAファンがこの状況を観たら絶句でしょうね。
しかし、今年はそうはならんでしょう。
レイカーズのプレーオフ進出は堅いと思いますが、クリッパーズのポストシーズンを見れるかは微妙です。タレントを放出し切ったクリッパーズは、後数年は我慢の期間が続きそう。
両者の今季の対戦成績は3勝1敗くらいになると予想します。もちろん、勝ち星が多い方がレイカーズです。
加えて、レイカーズはレギューラーシーズンの82試合でも勝ち越しの戦績を残せるシーズンになるはず。プレーオフ進出には、それくらいの勝ち星が必要になるし。
…
特にクリッパーズに恨みがあるわけではないんですけど。
レイカーズ激推しであるがゆえに、ロサンゼルス内でのポジション争いには関心があるのです。
ロサンゼルスの上下関係は往年のかたちに戻ります(確信)。