昨季ウォリアーズに移籍し、初優勝を経験したニックヤング。
ウォリアーズとの1年契約が終了し、現在ヤングはフリーエージェントとなっています。来季の所属チームはまだ未定。
ヤングの去就は?
そこで、こんなツイートが。
Looks like LA has an open roster spot…
…and this man is still a free agent.
Time to make the call, @Lakers pic.twitter.com/PbeLViKlpA
— Bleacher Report (@BleacherReport) 2018年9月2日
「レイカーズのロスターには空きがある。そして、この男は未だにフリーエージェント。彼を招集する時だ。」
珍獣オールスターズと化している現在のレイカーズにさらにヤングが加われば、史上有数のお祭りチームになること間違いなしです。
レブロン率いる珍獣ALL STARS|レイカーズのロスターを整理
ヤングのレイカーズへの帰還はありえるでしょうか。
ヤングのレイカーズでの4年間
2013-14シーズン開幕前に、ヤングはレイカーズにやってきました。
レイカーズでプレーしたかった、そしてコービー大リスペクトという理由で、実力の割に低いサラリーでの契約を受け入れ。
ヤングが加入したこのシーズンは、前年にアキレス腱を断裂していたコービーがシーズン前半を欠場し、復帰後にまた新たな箇所を負傷して再離脱、というコービー不足な1年でした。
このシーズンのコービーの出場は6試合のみです。
ダントツ人気のコービーが欠場の中、チームを盛り上げてくれたのがニック・ヤングでした。
主に2ndユニットの役割で、平均出場時間が30分未満という状況の中、チームトップ&キャリアハイの17.9得点を記録。
レイカーズでの4年間の平均得点がこちら。
13-14 | 17.9得点 |
---|---|
14-15 | 13.4得点 |
15-16 | 7.3得点 |
16-17 | 13.2得点 |
15-16シーズンにはバイロン・スコットHCに干され気味になり出場機会が激減、 結果個人成績も低下していましたが、翌16-17シーズンからはHCがルークに切り替わり全出場試合をスタメンでプレー。再び得点力を発揮してくれました。
ヤングの魅力はプレーだけでなくキャラクターにもあります。ムードメーカー気質のヤングが同じチームにいたら楽しそう。
コービー相手にも全く臆さずにトラッシュトークをしたり。
時にはお調子ものキャラが過ぎて、コービーを不快にさせたり。
そこにヤングがいれば何か面白いことが起きる、みたいな。
ウォリアーズで優勝を経験
レイカーズで4シーズンをプレーした後、ウォリアーズに移籍。
これはもちろん、優勝を求めてのことでしょう。
ヤングのウォリアーズ加入が決まった時には、デュラントもこんなツイートで歓迎していました。
— Kevin Durant (@KDTrey5) 2017年7月5日
この後、ボールは見事にネットをスウィッシュします(嘘)
ウォリアーズでは完全に控え選手となったヤングは、シーズン平均で17.4分間の出場、7.3得点というスタッツでした。
シーズンハイは、ホークス戦での24得点。
一度ノッたら止まらない爆発力はさすが。
主に外角シュートが注目されるヤングですが、ディフェンス力も確かです。
ワンプレーでヤングのディフェンス勘の良さがわかる、ハーデンとのマッチアップ。
相手チームのエースとのマッチアップを任せられるのはデカいです。
ドリューリーグで肩慣らし
このオフシーズンでは、ヤングにとっては毎年恒例のドリューリーグに参戦していました。
アマチュアに混じってプレーすると、3Pだけでない根本的なスキルの高さに気付かされます。
このレベルの選手がフリーエージェントであるなら、複数の球団がアプローチしてくるような気もしますね。控え選手として起用したいチームは多いんじゃないでしょうか。
レイカーズへのカムバックなるか
レブロンが加入し、少なくともプレーオフレベルのチームにはなったレイカーズは、ヤングにとっても以前より魅力的なチームとして映っているはずです。
レイカーズ再加入が実現すれば、ヤングはコービーとレブロンの2大レジェンド両方とプレーした選手の一人にもなります。
4年間のレイカーズ在籍で実力を示し、その後チャンピオンチーム・ウォリアーズからのリクルート。念願の初優勝を経験した後、強豪となりそうなかつての在籍チームにリターン。
やや都合が良すぎな気もするけど、陽気なお祭り男にはふさわしいストーリーです。
レイカーズが獲得に動きさえすれば、ヤングも応じてくれそうな予感はしますね。
レブロン・スティーブンソン・マギー・ロンドの獲得に成功し、すでに十分に働いたレイカーズフロントは、エンターテイメントチームのラストピースとしてニック・ヤングを選ぶでしょうか。