トンネルシュート。
ステフィン・カリーがウォームアップを終わらせ、ロッカールームに戻る前に行うシュートがこう呼ばれています。
史上最高の3Pシューターであるカリーは、同時に史上最高のトンネルシューターでもあるでしょう。
というか、こんなところからシュートを打つ発想がそもそもないって話です。
今回は、カリーの代名詞の一つとも言えるほどに定着したこのシュートが、見れなくなるかもしれないという話。
新アリーナを建設中のウォリアーズ
ウォリアーズのホームコートといえばオラクル・アリーナですが、実は2017年の1月から新アリーナが建設されています。
チェイスセンター(Chase Center)とすでに名付けられている新アリーナは2019-20シーズン開幕前に完成予定となっています。
完成イメージの動画がありました。
この豪華な設備が、ウォリアーズ専用のものとして建設されているわけです。さすが4年連続でNBA FINALに進んでいるチームは与えられる環境も違います。
このアリーナでカリーのプレーを観れたら最高ですね。
“トンネルトラブル”
このアリーナ建設自体は夢に溢れていますが、一点の曇りとして「コートの入り口の位置」に難ありです。
“トンネルトラブル”と題されたトピックになっています。
Will Stephen Curry @StephenCurry30 be able to make this shot in the Warriors’ new SF arena? pic.twitter.com/6H8FfJSAPy
— Warriors Nation (@SFWarriorNation) 2018年8月22日
画像からはチェイスアリーナのコート周りの完成図が確認できますが…問題はトンネルの位置。
カリーがここからシュートを狙うとすると、バックボード裏経由でネットに沈めることになるんですよね。
もともとSSS級の難易度であったトンネルシュートが、このアリーナではさらにレベルが跳ね上がることに。
設計ミスだろう!とまでは言い過ぎにしろ、カリーのミラクルルーティンが見納めになるとすれば残念です。
カリーは攻略してくるか
ありえない難易度のトンネルシュートを「狙って」決め続けているカリーですが、チェイスアリーナでの鬼畜トンネルシュートはまずやる価値があるかも微妙。
ボールがボード裏を通過する時には軌道がだいぶ下がっている必要があるので、むちゃくちゃに高いアーチを描いてシュートを放つ必要がありますね。
ここまでいくと、実戦で必要なスキルとはかけ離れています。
ただ、シュート試投者がカリーとなれば。
成功率はこれまでよりは落ちるにしろ、このレベルでも攻略してくるかもしれません。
やる価値があるのかなんて言ったけど、正直見たい気持ちはめちゃくちゃありますね。