MJはMJでも、バスケの神様のほうではなく、踊るほうです。ビリー・ジーンは僕の恋人じゃないほうです。
コービーがマイケル・ジョーダンから多大な影響を受けていたのは有名な話ですが、実はマイケル・ジャクソンとも親交があったコービー。
“KING OF POP”直伝のアドバイスをたくさんもらっていたと言います。
突然の電話の相手はマイケル・ジャクソン
以下、コービが語るマイケル・ジャクソンとの初会話エピソードです。
これは、1998年の出来事。
重量挙げのトレーニングをしていたら、電話が鳴ったんだ。
電話越しのそいつがマイケル・ジャクソンと名乗るもんだから、何を言っているんだと思ったよ。誰かの悪ふざけかと思った。
彼は、大のバスケ好きだったんだ。
その当時の僕は、批判を受けていたことで内向的になり始め、全ての試合に神経質になってしまっていた。
そんな僕を、彼は勇気づけてくれたんだ。
「自分のやり方を貫きなさい。周囲に惑わされてはいけません。
もし偉大な選手になりたいのなら、偉大な選手から学びなさい。
自分が何をして、どのようにして成し遂げるのかを考え続けなさい」
そして僕はオフの間、学び、研究し、道を開いた。
参考: “Complex Sports”
97-98シーズンにキャリア2年目を迎えたコービーは、オールスターに選抜出場するなど、頭角を現し始めていました。
マイケル・ジャクソンは、当時19歳だったコービーの才能を見抜いていたんでしょうね。
しかし、いきなりの電話の相手がKing of popだったらビビるわ。笑
「自分のやり方を貫く」というのは、まさにコービーが20年のキャリアで一貫していたことだったと思います。
偉大な選手であったジョーダンのことも執拗に研究し、アドバイスを完全に体現していました。
コービーはジョーダンからもたくさんのアドバイスを受けていたことを明かしていますが、実はダブルマイケルからのお墨付きだったわけですね。
スポーツ選手からは学べないメンタリティ
アスリートからは学べないこともたくさん教わったとのこと。
彼がどのように音楽を作り、コンサートに向けてどんな準備をしてきたのかを教わった。
どのように「スリラー」や「バッド」を作ったのかについても、詳しくね。
それが、周囲に惑わされず、自分のやり方を貫くために、僕が知りたかったことだった。
というのも、彼が何をやってきたか・どのようにやってきたかというのは、心理的な話だったんだ。
僕がシャックと一緒に3連覇を達成するレベルにまで成長することができたのは、こういった(マイケル・ジャクソンからの)助けがあったおかげなんだ。
これこそが、僕の成長をもたらしたものだ。それは、アスリートが持つようなメンタリティーじゃない。
ジョーダンからでも、ほかのスポーツ選手からのものでもない。それは、マイケル・ジャクソンから学んだものだ
参考:Creative Mentorship and Career-Building Strategies
“マンバ・メンタリティ”と呼ばれたコービーの精神の構築には、マイケル・ジャクソンも一役買っていました。
コービーには、こういう背景もあったわけです。