この2way契約は日本を沸かせる規模のニュースになりましたね。
Twitterでもがっつりトレンド入りを果たしていました。
渡邊雄太選手がNBAコートに立つまでのカウントダウンは始まっています。
ジョージ・ワシントン大を卒業⇒各NBAチームのワークアウトに参加⇒ドラフト指名はならず⇒ネッツでサマーリーグを5試合プレー⇒グリズリーズと2way契約
渡邊選手のここまでの道のりを振り返ることで、この2way契約の凄みをさらに実感できることになるはず。
ということで、今回は彼の軌跡をまとめていきます!
大学卒業後、ワークアウトに参加
ジョージ・ワシントン大学でのラストイヤーを16.3得点 6リバウンドというスタッツで締めくくった渡邊選手は、その後NBA入りを目指し、各NBAチームのワークアウトに参加しました。
当然ながら、希望さえすれば誰でもワークアウトに参加できるわけではないので、この時点でかなり凄いことです。
1チーム目のワークアウト先は、ブルックリン・ネッツ。これが今年5月21日の出来事です。
その他、ペイサーズ・サンズ・シクサーズ等の計8チームでワークアウトをこなしました。
サンズでは、田臥勇太以来NBAに挑戦する二人目の”Yuta”としてインタビューを受けていました。
公式Twitterに掲載されています。
Yuta Watanabe spoke about former Sun and first Japanese-born NBA player Yuta Tabuse during today’s workout!@NBAJPN x @NBA pic.twitter.com/ndLW2h98Gf
— Phoenix Suns (@Suns) 2018年6月14日
「僕たちは同じ名前を持っていて、彼は日本でのレジェンドです。
彼がNBAのコートに立つ瞬間を、僕はテレビの前で見ていました。とても興奮して、叫んだことを覚えています。
僕が、日本のファンに当時と同じ思いをさせてあげたいですね。」
各地を転々とした1ヶ月間でした。
5月20日から6月18日までの移動距離をざっと計算してみたら約34000キロでした!笑 途中計算をするのがめんどくさくなって乗り換えの距離とかは省きましたが。本当に各地を飛び回った約一ヶ月。 でも移動の疲れなどどうでもいいほどの素晴らしい経験をさしていただきました。
— Yuta Watanabe 渡邊 雄太 (@wacchi1013) 2018年6月20日
ここからは、6月22日のNBAドラフトの結果待ちという状況。
ドラフト指名はならずも、サマーリーグでのプレーが決定
残念ながら、NBAドラフト2018のリストにYuta Watanabeの文字は見当たらず。渡邊選手当人も、元からドラフト指名される確率は低いと語っていました。
しかしこの後本人から、ブルックリンネッツの一員としてサマーリーグに参加することが発表されました。
昨夜のドラフト直後に決まってましたが、サマーリーグにはブルックリンネッツでプレーさしていただく事になりました!ドラフトを期待してくれた方々には残念な思いをさしてしまいましたが、サマーリーグでしっかり結果を残せるように頑張ります!!
— Yuta Watanabe 渡邊 雄太 (@wacchi1013) 2018年6月22日
ここからYuta Watanabeフィーバーが始まります。
NBA公式動画にも取り上げられる活躍ぶり
サマーリーグではケイ5試合に出場。見事な躍動を見せてくれました。
NBA公式にもハイライト動画を作られるほど。凄すぎ。
206センチの高身長ながら、3Pとディフェンスをハイレベルでこなせることが主に評価されたようです。
このブログでもスーパースターの個人ハイライトを取り上げる時によく使うyoutubeアカウント「House of Highlights」でも、サマーリーグ全体のハイライト動画が作成されています。
わかる人にはわかるこの凄さ。
当然ながら外人ばかりが観ることになるこの動画には、現時点で高評価が2456もついています。
一番上に載っていたコメントを抜粋。
6’9, good defender, willing to pass, good handles, can shoot the 3…..this man looks NBA ready
「6フィート9インチのグッドディフェンダー、献身的なパス、ハンドリングもいい、3Pも打てる….彼のNBA入りは間近だね。」
サクラか?と言うほどに完璧なコメント。めっちゃ褒めてくれますやん。
しかしこのコメントにも715個もの「いいね」がついており、多くのこの動画の視聴者も同意のようです。
そして、2way契約の発表!!
冒頭でも述べた通り、ここ最近で一番渡邊選手の名前が跳ねたのがこのニュース。
もうご存知の方もいるかと思いますが、メンフィスグリズリーズ@memgrizz と2way契約をさせていただきました。ここからがまた本当の勝負です。今後も更なる成長を目指して頑張ります! 今後とも応援よろしくお願いします!!
— Yuta Watanabe 渡邊 雄太 (@wacchi1013) 2018年7月21日
サマーリーグでの活躍が認められ、グリズリーズと2way契約を結ぶに至りました。
グリズリーズの公式がツイートしているのをみると、現実味が増してきます。
Friday: @wacchi1013 signs his 2-way contract.
Today: Yuta goes on the media tour in Japan. pic.twitter.com/O3sF0zVg1w
— Memphis Grizzlies (@memgrizz) 2018年7月23日
みんな騒いでいるし、すごいことなのはわかるけど、2way契約とはなんぞ?NBA契約確定なの?という疑問も。
以下2つのツイートで疑問解消。
2way契約は45日間しかNBAチームでプレーできない制約あるけど、リーグ開幕からGリーグ開幕までの1ヶ月間はこの期間内に含まれない。多くのチームではガベッジタイムに2way契約の選手を使うので渡辺くんが開幕から1月の間にコート上に出る可能性は極めて高い。
— futakoto🐝 (@FBTRKT) 2018年7月20日
サマーリーグで大活躍を見せた渡邊雄太選手がグリズリーズと2way契約を結びました。
渡邊選手は今季Gリーグをベースに最大45日間NBAチームにも所属する事が可能となります。
これで今季NBAの試合に出場する事はほぼ間違いなし、厳しい環境の中確実に結果を残し夢を掴んだ渡邊選手。素晴らしいです。 pic.twitter.com/QN4ZdWTwLz
— cata.@NBA (@ct_nba) 2018年7月20日
NBAとGリーグの2つを行き来するという意味での”2way”なんですね。
そして、この契約成立時点で、少しの時間でもNBAのコートに立つことが濃厚になったと。
バスケファンとして、渡邊選手の活躍には注目しきりです。
今後も、朗報が続いていくことを願います。