第3戦に勝利し、シリーズを3勝0敗としたことで、ウォリアーズの優勝は確定的。
と同時に、第2戦終了時点では確信していたカリーのファイナルMVPは微妙に。
絶不調だった第3戦を経ての第4戦では、ウォリアーズの勝利よりもカリーの活躍度を気にしていた自分がいました。
1本目のスリーで確信
NBAファイナルってこんなに気楽な気持ちで観るもんだったっけ。でも、2016年のファイナルでも最初はこんな風に余裕こいてたよな〜。そしたら絶望が待っていたよな〜
なんてことを考えながら観ていた運命のゲーム4。
とはいえ今回も余裕ぶっこいてました。
さすがに、今回はここから逆転される要素が一つも見当たらなかったもの。
優勝という結果は見えきっていた今年のNBAファイナル、唯一熱を上げてくれるのはステフの活躍のみです。
そんなステフの第4戦は。
インサイドでの連続得点で順調な滑り出し。
からの、ミラクル3P。アウェイでもこの歓声です。
このスリーによって、この日のカリーの大活躍は確信しましたね。となると、MVPにも期待できるぞと。
言うまでもなくウォリアーズがこの試合を制するわけですが、案の定カリーも最後まで突っ走り続けました。
最後の最後で、シェフ・カリーのフルコースを味わうことができましたね。美味美味。
完全に試合を支配していたカリーのスタッツは、
37得点(FG12/27 3P7/15 FT6/6) 6リバウンド 4アシスト3スティール 3ブロック
NBA FINALの舞台においては、自己最高のパフォーマンスだったと言えるはずです。
ほんと、この試合だけをみればMVP臭がプンプンなんだけど。笑
MVPは2年連続でデュラント
セレモニーの前に楽天NBAの中継は終了してしまったため、ちょっと時間をおいてからTwitterを確認。
カリーはどんな表情でMVPトロフィーをもらったのかなあ、とワクワク。
タイムラインの一番上にあったのはこのツイートでした。
2 rings. 2 MVPs. KD goes back-to-back. pic.twitter.com/dBrjMo7c8N
— Bleacher Report (@BleacherReport) 2018年6月9日
ああ。
デュラントだったんだ。おめでとう。
ロケッツとのカンファレンスファイナル第5戦で、最後に痛恨のファンブルを犯したグリーンを観たとき並のガッカリ感が全身を襲ってきました。
どうしても優勝が決まった試合での印象が大きすぎてしまい、MVPはカリー一択だと思い込んでしまっていたんですよね。
こちらが投票結果。
Here was the vote for Finals MVP. I think they should expand it out to a few more voters but that’s just me pic.twitter.com/fqjxfI9rZE
— Robert Littal (@BSO) 2018年6月9日
デュラントに7票、カリーに4票が与えられています。それほど接戦になったわけでもないのか。
シリーズ平均スタッツをみてみると、確かにKDの受賞が妥当ではあります。
デュラント:28.8得点 10.8リバウンド 7.5アシスト 2.0ブロック
カリー:27.5得点 6リバウンド 6.8アシスト 1.5スティール
シュート成功率を観ても、カリーのFG40.2%に対し、デュラントは52.6%。
FG40%というのは、後から見ても「どこかで絶不調の試合があったんだな」と気づける数字です。
やっぱり、3Pを10本中9本失敗させてしまった第3戦での空気っぷりが響きましたね。
第2戦では逆にファイナル記録となった9本のスリーを成功させていたことを考えると、これくらいの反動は仕方なかったのかとも思えるけども。
一方で、カリーが沈んでいた第3戦でのデュラントの活躍はすごかったんですよね。
キャブズを奈落の底に突き落としたこのシュート。
KD turned into the Cavs’ worst nightmare in Game 3 👿 pic.twitter.com/zIhaJIUyjm
— Bleacher Report (@BleacherReport) 2018年6月7日
キャブズからすれば完全に死神でした。この試合では40得点を記録しています。
シリーズを2勝0敗としている状況で、3勝0敗と突き放すのか、それとも2勝1敗となって喰い下がられるのかはものすごくデカい問題です。
その大一番で実力を発揮したデュラントはやっぱり偉大。
どんな試合でも安定して高精度シューティングマシーンとなれるのはすごいです。
カリーとデュラントの関係は変わらない
まず確実に言えるのは、ファイナルMVPがああだこうだと騒いでいるのは僕だけで、カリーやデュラントが目指すのは「優勝」の一点ということですね。
カリーが2年連続で自分を差し置いてMVPとなったデュラントに嫉妬、そして関係悪化、なんてありえないお話です。
個人的には、00年〜02年のレイカーズ3連覇中に、一度でもファイナルMVPをコービーが受賞していれば、シャックとの仲違いはそれほど深刻なものになっていなかったのではないかという自論があるんですが、ウォリアーズの選手たちには内紛を起こすようなエゴが備わっているとは思えません。
まず、カリーがファイナルMVPにこだわるような性格の選手だったのなら、デュラントをウォリアーズに誘ったりしないですもんね。
…
とりあえずNBA FINALは楽しめたし、カリーの未受賞を悔やむのも止めにしておきます。
初受賞への願いは18-19シーズンのFINALまで封印です。
なんにせよ、今季のNBAも最高だった!!