「空想の得点」ってなんなんだよ!
空想じゃなくて、現実の話をしてくれよぉ!!
…そんな疑問、および怒りを解消します。
最近話題の「ファンタジーポイント」について見ていきましょう。
ファンタジーポイントとは?
まずはこのツイート。
What an Eastern Conference Finals from @KingJames! LeBron had an incredible series with 235 PTS, 63 REB, 59 AST, 8 STL & 8 BLK!
The averages: 33.6 PPG, 9.0 RPG, 8.4 APG, 1.1 SPG, 1.1 BPG! #NBAFantasy #NBAPlayoffs pic.twitter.com/7CuslCg0ed
— NBA Fantasy (@NBAFantasy) 2018年5月28日
こちらは、イースタンカンファレンス全7戦合計のファンタジーポイントランキングです。
このランキングを見て思うこと。
『すごい!さすがレブロン!
やっぱりファンタジーポイントでも圧倒的!
2位との差が開きすぎててもはや笑えるw
ファンタジーポイントの観点でも、レブロンは別格中の別格だね!
…で、ファンタジーポイントって何?』
と、このようにポイントが高いことが良きとは分かっても、ポイントの意味自体は全く説明できないのであります。
もう一つ見ておきましょう。
こちらはウエスタンカンファレンス第7戦でのもの。
On to the #NBAFinals!@StephenCurry30‘s 27 PTS, 7 3PTM, 9 REB, 10 AST & 4 STL in Game 7 led the @warriors and topped tonight’s #NBAPlayoffs #NBAFantasy leaderboard! pic.twitter.com/C9PCKIbPoY
— NBA Fantasy (@NBAFantasy) 2018年5月29日
ほお、カリーが一番なのか、と。
この試合での得点は、KDやハーデンの方が上なのに。
ここからわかるのは、ファンタジーポイントには得点以外にも複数のスタッツが反映されているっぽいということです。
カリーはこの試合で27得点に加えて、9リバウンド 10アシスト 4スティールの活躍がありました。
…ちょっと引っ張っちゃいましたが、そろそろ解答を。
こちらが、ファンタジーポイントの算出式です。
ファンタジーポイント=
(得点)
+(1.2×リバウンド)
+(1.5×アシスト)
+(3×スティール)
+(3×ブロック)
ー(ターンオーバー)
リバウンド、アシスト、スティール等の主要スタッツを、得点と同じウエイトにするために掛け算をしているわけですね。
そして、合計点を算出すると。ターンオーバーはもちろん減点。
結果、レブロンのようにマルチな活躍をする選手からはとんでもないポイントが叩き出されることに。
代表的なEFF値やPER値と同様に、こちらも良い指標になります。
ファンタジーNBA
このファンタジーポイントが生まれた経緯もご紹介しておきます。
もともとは、「ファンタジー」という名の通りに、現実世界のNBAで使われるものではありません。
オンライン上のコンテンツである「ファンタジーNBA」というものがあり、ここで重要な役目を果たす数字なのです。
ファンタジーNBAというのは、僕らユーザーがGMを担当し、実在のNBA選手を架空にドラフトしていくというコンテンツ。
組まれたチームで各ユーザー同士が対決していき、ここでファンタジーポイントが登場します。
面白いのは、実際に行われた試合でのスタッツを元に計算された各選手のファンタジーポイントが、このファンタジーNBAに反映されることです。
自分のチームのファンタジーポイントの合計点数によって、勝敗が決します。
この空想の世界と現実の世界を行き来している感じが楽しいですよね。
ユーザーは架空に自分がドラフト指名した選手を、現実世界のNBAリーグで見守ることになります。
…
NBAファンタジーのTwitter公式アカウントでは、当日の試合分から過去の名試合のもの間で、ファンタジーポイントが日々発信されています。
スタッツマニアの方は、フォローするのが良きですね。
NBA Fantasy (@NBAFantasy) | Twitter