オールNBAチームが発表されました!
個人的には、これがシーズンアウォードで一番楽しみにしている部門だったりします。1st~3rdまで、スターがズラッと並んでいる構図自体が見ていてワクワクしてくるものです。
まずはコチラが1stチーム。
The 2017-18 All-NBA First Team! @JHarden13 @KingJames @AntDavis23 @Dame_Lillard @KDTrey5 pic.twitter.com/WjlXkXtHnO
— NBA (@NBA) 2018年5月24日
レブロンは12回目の1stチーム入りとなり、これで歴代最多に。
そして注目すべきは、デイミアン・リラードの選出です。
過去には2ndチームと3rdチームに1回ずつ選ばれていますが、1stチーム入りはこれが初。昨季は3rdチームにすら入れなかったり、オールスター選出からも漏れがちだったりと、個人的な名誉には恵まれないイメージのリラードでしたが、ここにきてようやく相応しい評価を手にしました。
リラードvsウエストブルック
1stチームの中には、ウエストブルックの名前がありません。
ポジション的に考えて、リラードは平均トリプルダブルを記録したウエストブルックを抑えて選出されたことになります。
こちらが2ndチームのメンツ。
The 2017-18 All-NBA Second Team! @Giannis_An34 @russwest44 @JoelEmbiid @aldridge_12 @DeMar_DeRozan pic.twitter.com/3XLGZq4XPk
— NBA (@NBA) 2018年5月24日
昨季まで2年連続で1stチームに選ばれていたウエストブルックは、今回は2ndチームどまり。2ndに選ばれるのはこれが5回目です。
歴史上誰も成し遂げていない2シーズン連続での平均トリプルダブルを達成しながらも、1stチームに選出されないというのはちょっと引っかかるところではあります。
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荒削りな一面も目立つウエストブルック
確かに平均トリプルダブルのインパクトは絶大ですが、これだけのハイパフォーマンスを実現させるために代償が必要となっていることも事実。
ウエストブルックとリラードを比較する場合には、主要スタッツだけではなく、1本1本のシュートの精度とターンオーバーの数も考慮すべきです。
2人のスタッツを載せておきます。
ウエストブルック:
25.4得点 10.1リバウンド 10.3アシスト 1.8スティール 4.8ターンオーバー FG44.9% 3P29.8% FT73.7%
リラード:
26.9得点 4.5リバウンド 6.6アシスト 1.1スティール 2.8ターンオーバー FG43.9% 3P36.1% FT91.6%
パッと見では、ウエストブルックの方が良いスタッツにみえるんだけど…
スタッツを包括的に計算したPER値では、
ウエストブルックが24.7
リラードが25.2
となっているのです。なんと、リラードの方が上。
3P%とFT%の低さに加えて、ターンオーバーの多さがウエストブルックにとってネックとなりました。
今季はリラードが1stチームに相応しい
見方によって、どちらの選手の方が活躍していたかの判断は異なると思いますが、今回は数字としての個人成績のお話。
圧倒的な個人成績ですべてを吹き飛ばせる勢いのあるウエストブルックでも、スタッツをトータルでみれば、同じポジションにもっと優れた選手がいたということです。
むしろ、一番不憫なのは昨季キャリアハイの平均27.0得点を記録しながらも、3rdチームにすら選ばれなかったリラードの方じゃないですかね。
平均トリプルダブルを記録したウエストブルックが過小評価されてしまったのではなく、リラードがより素晴らしいシーズンを送った。これが正しい結論!