ウエスタンカンファレンス第4戦は、95‐92でロケッツの勝利。
ウォリアーズが敗れはしましたが、カリーの3Pは第3戦に続き好調でした。ここはポジティブに、カリーの好パフォーマンスを取り上げてテンションを上げていきましょう。
前半では相変わらず波に乗り切れていなかったカリーですが、第3Qからはお約束のように3Pを爆発させています。
前半のおとなしさが、後半からスパークする伏線だと信じたのは正しかった。
カリー1人でロケッツと並ぶ第3Q
前半では8得点(3Pは1本のみ)となっていたカリーでしたが、第3Qではまたも圧倒的。
前回の第3戦でも第3Qだけで18得点を挙げましたが、今回も17得点を挙げてみせました。
このクオーターでのパフォーマンスは、カリー1人でロケッツ全体に肩を並べます。
Curry #DubNation vs #Rockets en 3Q #NBA #NBAPlayoffs pic.twitter.com/SgQtBmdkzt
— Pablo Viruega (@PabloViruega) 2018年5月23日
シュート成功率も考えれば、間違いなくロケッツ以上の活躍でした。
今回はダメ押しがなかった
逆に言えば、今回は「第3Qだけ」でした。
前回は第4Qでも要所で点を重ねていきましたが、接戦となった今回に限って最終クオーターでは3得点のみ。ハーデン相手に決めたバスケットカウントが全てでした。
終盤にはイージーレイアップをミスする場面もあり、カリーが最後まで勝負強さを見せていれば…と思わされる試合でもありました。
最後の3Pはしょうがないにしても、まだこのシリーズでは勝負のかかったラスト数分で躍動するカリーを見れていません。
エースが輝くべきこの時間帯でカリーがどれだけ実力を発揮できるかが、ゲーム5以降のウォリアーズのカギになりそう。
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カリーvsCP3
カリーの復活はウォリアーズファンとして楽しい限りですが、ここにきてロケッツの方もクリス・ポールが本来の姿を取り戻しています。
あれだけ不敵な表情を浮かべながらも、やはり自身初のカンファレンスファイナルにプレッシャーを感じているのか?と思わせる第3戦までの低調ぶりでしたが、第4戦のMVPは間違いなくポール。
オラクルアリーナで16連勝という無敵さを誇っていたウォリアーズは、クリス・ポールによって沈められました。
突発的に流れを持ち去るカリーに対して、ポールはジワジワと上手い。これが、本来のPGのあるべき姿かな。
とにかくスイッチしまくる両チームなので、カリーvsCP3のガチガチのマッチアップを見れる場面はそう多くありませんが、それでもやっぱりこの2人の対決は面白いです。
両PGが復調したところでのシリーズ2勝2敗という、最高の展開を迎えています。
カリーはアウェイでも魅せれるか?
今プレーオフでは、ホームとアウェイでそれぞれ4戦ずつプレーしてきたカリーですが、本拠地を離れた時には平均得点がガクッとさがっています。
ホーム4戦平均:29.8得点
アウェイ4戦平均:19.0得点
敵地では、20点越えが一度しかありません。
オラクルのあの声援があればある程度のパフォーマンスが上がることは納得できますが、このホームでの数字が、本来のカリーの標準であるはず。
そして、ホームコートアドバンテージを持てていないこのロケッツとのシリーズでは、敵地での活躍が必須です。
このホーム2戦での好調が、単にオラクルアリーナの観客の後押しによるものだけではないと証明するためにも、第6戦のトヨタセンターでもマジカルスリーを炸裂させてくれ!