スター選手の指先一つの行動が、僕らNBAファンを揺さぶります。
ニューオーリンズ・ペリカンズの17‐18シーズンはウエスタンセミファイナルでウォリアーズに敗れたことで終了していますが、アキレス腱を断裂したデマーカス・カズンズは、それよりもしばらく前の1月下旬にシーズンエンド。
現在は夏からのトレーニングキャンプに間に合わせることを目標として、コンディションの回復に挑んでいるそうです。
そんなカズンズも、17-18シーズンを終えたことでフリーエージェントとなるわけで。そうなると、移籍の噂も少なからず出てくるわけで。
インスタでのフォロー&アンフォロー
火のない所にも煙が立つのがスター選手の移籍の噂ですから、選手が少しでも「らしい行動」を見せればたちまちニュースになってしまいます。
一体どれだけちっぽけな話題にエキサイトしているんだと多少虚しくなったりもしますが、こういう種の話題が好きな人もいると信じてまとめていきます。
最近のカズンズの行動がFA市場を騒がせているわけですが、この発端は、カズンズがインスタグラムにてペリカンズのフォローを解除したというものです。
「これはつまり、、そういうこと…?」と勘ぐってしまうのはムリもない。
そして、次なるカズンズのインスタアクション。それが、ジュリアス・ランドル、アイザイア・トーマス、そしてポール・ジョージのフォローです。
…と思ったら、トーマスの方は元チームメイトの縁ってことで昔からフォローしていたらしい。
あたかも最近フォローしたかのように持ち上げられたのは、ランドルとトーマスを並べることで、「共にレイカーズの選手」という共通項を作り出したい人がいたからでしょう。
ここで、「ポール・ジョージもレイカーズ加入の噂が過熱してるから、おなじくくりじゃない?」という考え方をする人はさらにヤバいですね。実際、けっこういるみたいだけど。
この3人を全員まとめて「レイカーズ」カテゴリーにぶち込むこむのは中々の荒業です。
このカズンズのフォローが、レイカーズ移籍への意思の現れだという線はまずないでしょ。
普通に気になるのは、カズンズとランドルの交友関係ですかね。
過去に二人は何度か小競り合いを起こしていて、仲の良いイメージはありませんでした。
スポンサーリンク
ペリカンズのフォロー解除の理由
ファンからの「なんでペリカンズのフォローを外したの?」との問いには、「俺が成熟したからだ」との謎回答を示したカズンズ。
これは深読みするまでもなくナンセンスな返しだったと思いますが、この件に関してはインタビューでしっかりと回答しています。
タイムラインをスクロールしてたら、”ペリカンズはカズンズと再契約するべきか、それともカズンズはチームを出るべきか?”という投稿を見かけたんだ。こんなのは見たくなかったから、フォローを外したんだよ。
「どうしてペリカンズのフォローを外したの?」と聞かれるけど、俺からすれば「どうやってフォローを外したことを知るんだ?」と逆に尋ねたいね。そんなことが分かるなんて知らなかったよ。
俺の子供じみたリプライを知っているだろ?「俺が成熟したからだ」ってやつ。
俺は俺のやりたいことをやり、成長していく。
要約すれば、
特に深い意味はない
ってことです。
自分の移籍話なんて目にしたくない、だから視界から外したと。単なるフィーリングの問題です。
カズンズのペリカンズへの想い
実際、カズンズはペリカンズとの再契約を前向きに考えている様子。
チームメイトが僕の帰りを待ってくれているのは知っているよ。でも、これはビジネスだ。
チームのフロント陣がチームにとってベストな判断をしていくだろうし、彼らの判断こそが全てだ。
まあ、状況を見守ることにするよ。正直言って、フロント陣とはしばらく会話をしていないし、まともに答えることができないんだ。
…
(契約が満足のいくものであれば、ペリカンズと再契約する気はあるか?)
もちろんだ。
フリーエージェントになるのは初めてだけど、この業界には長くいるし、どのように事が進んでいくかはわかっているんだ。
自分にとってのベストな決断をするつもりだし、ペリカンズもそうしてくれると信じてるよ。
カズンズがいなくても勝てたという事実があったにしろ、ペリカンズがカズンズの退団を望むことはないのでは。
マックス契約を掲示しない、との噂もありますが、せっかく建設したアンソニー・デイビス&カズンズの強力ツインタワーを、わずか1年で解体するのも勿体ないなあ。
もう1年、この二人のコンビを稼働させてほしいところ。
少なくとも、カズンズの方からペリカンズを離れるということはなさそうです。
ナンセンスに思えたカズンズのプチ・インスタ騒動も、結果的にカズンズのチーム残留の意を確認するインタビューを引き出したという点で価値がありました。