カワイ・レナードの去就が話題です。
レナードとスパーズには埋めようのない溝が出来上がってしまっている、だなんて言われたりしていますが、本当のとこはどうなんでしょうか。
割と最近には、「生涯スパーズ宣言」もしていたのに。⇒【生涯スパーズ宣言】カワイレナードが近況を語る
ここからは時事ネタについて行くためにも、まずはレナードとスパーズの契約状況について確認していくことにします。
レナードとスパーズの契約はどれくらい残っているのか、何がどうなればレナ―ドはスパーズ退団となってしまうのか、など。整理しておきましょう。
15-16シーズン前に結んだ5年契約
15‐16シーズンの開幕前に結んだ5年契約。
来季18-19シーズンが契約4年目にあたります。
ここで重要なのは、契約最終年に当たる19-20シーズンは”プレイヤーオプション”となっていることです。
つまり、来季終了後にレナードは自らの意思でフリーエージェントになることができます。
スパーズはどう出るか
今後のスパーズの判断には注目が集まります。
スパーズ上層部の脳内はきっとこんな感じ。
…
もし、レナードにスパーズでプレーする意思があるのならそれでいい。
しかし、もし彼にスパーズから出たいという想いがあるのであれば、来季18‐19シーズン中にトレードの駒として出し、新しいエースを獲得しなければ。
来季終了後にFAになったレナードが、タダでチームを出ていくことだけは絶対に避けたい。
…
もしレナードが出ることになるなら、スパーズとしては絶対に見返りが欲しいというわけです。
ここらへんは、もう駆け引きとしかいいようがないですね。
まだ26歳のレナードは他のどの球団からしても魅力的な選手だし、スパーズにとっては中々に難易度の高いクエストです。
スーパーマックスを受けるか?
チーム内部でどんなことが起きているのかは把握しきれませんが、こちらにもレナードの意思が明確に伝わる瞬間があります。
それが、「レナードがスーパーマックス契約を受けるかどうか」です。
この夏に、スパーズは5年2億1900万ドル(240億円)のスーパーマックス契約をレナードに対して掲示するとみられています。
これをレナードは快諾するのか、それともしないのか。
「スパーズでキャリアを終えたい」くらいに思っているのであれば、この契約を断る理由をないはず。
まずは、レナード自身のこの夏の判断に注目しましょう。
無駄に自信をみせるレイカーズ
ここからは、ハイハイいつものやつね、くらいのテンションでお聞きください。
イヤな予感がしていたそこのあなた。そうです、ここで出てくるのがレイカーズです。プレーオフに出れない駄々っ子の数少ない最近の話題なので、どうか。
でもこの件に関してのレイカーズのスタンスはこれまでとはちょっと違くてですね。いきなり、レナード獲得に乗り出す!ということではなく。
優秀なレイカーズのフロント陣(皮肉)は、レナードが来季終了後にFAになることを既に読んでいるとの報道があります。さすが、先見の明がおありで。
レイカーズは18-19シーズン中にレナードに手を出すことはなく、FAになるまで待つというスタンスでいくらしい。
君がスパーズじゃなくてレイカーズでプレーしたいのは分かっているよ、と言わんばかりに。
レブロンが欲しくてポール・ジョージも欲しくて、レナードをも欲するレイカーズ。
フォワードの大渋滞が起きています。
…
いずれにせよ、レナードの去就には注目しておきたいところです。怪我が続いているとは言え、リーグの勢力図をも変えることができる選手のはず。
まずは、レナ―ドがこの夏にどう出るか。