ペリカンズがブレイザーズに勝利し、シリーズは2–0となりました。
ウエスタン6位だったペリカンズが、3位のブレイザーズ相手にリードする展開となっています。こういうことが起こるから、プレーオフは面白い。
このシリーズでは、レイジョン・ロンドが持ち味を発揮中。
17アシストを記録した第1戦にプレーオフ開幕戦に続き、第2戦でもキーマンとして活躍しました。プレーオフモードにスイッチを切り替えた模様です。
ほぼトリプルダブルの大活躍
「トリプルダブルを量産するポイントガード」と言えば、今はラッセル・ウエストブルックが代表。昔はジェイソンキッドがMr.トリプルダブルと呼ばれていました。
忘れかけていたけど、キッドとウエストブルックの間の時代には、ロンドもマルチなスタッツを記録していました。
第2戦でのハイライト動画を観てみましょう。
16得点 10リバウンド 9アシストの活躍を見せました。終盤のクラッチシュートに免じて、1アシストをオマケしてあげたいところです。
若いころに比べ、レギュラーシーズンでのスタッツは寂しいものとなりましたが、やはりここぞという場面では結果を残してきます。
先日のドウェイン・ウェイドにも同じことが言えますね。
⇒【プレーオフ】百戦錬磨のドウェイン・ウェイドが76ersを切り裂く
マッチアップ相手のリラードとは対照的な活躍でした。
最後にロンドがクラッチシュートを沈めた場面は、直前のリラードの中途半端なダブルチームが引き金となりましたね。アウトナンバーが生まれたことで、ロンドが完全にフリーとなりました。
リラードはオフェンスでも17得点(FG7/18)という乏しいパフォーマンス。
両チームのPGの活躍度の差が勝敗に直結したと言えます。
コート内外でペリカンズを支える
32歳のロンドは、コート外でも良きリーダーシップを発揮しています。試合前には、自らが指揮を執ってチームメイトと共にペリカンズのビデオ研究をしていたとのこと。
こんなロンドの姿を受け、HCのアルビン・ジェントリーは「アシスタントコーチのようだ」と称しています。
「自分が出会った中で最も賢い選手の一人」とまで言う絶賛ぶり。若いころは鼻っ柱の強いイメージが特に強かった印象(今もだけど)のロンドも、若手の手本となるようなベテランになりました。
ロンドの活躍は続くか
まず、ペリカンズがチームとしていい具合にまとまっていますよね。
カズンズがアキレス腱を断裂してしまったときにはどうなるかと思いましたが、各選手がしっかり役割を果たすことでカバーしています。
ペリカンズにとって、敵地で2連勝できたのはデカい。次の試合からはホームゲームになり、精神的な余裕も十分です。
アップセットを起こすためには、引き続きロンドのハイパフォーマンスが必要。