毎度おなじみ、シーズン終盤には大混戦となるウエスタンカンファレンスですが、オクラホマシティ・サンダーのプレーオフ進出が決定しました。
シーズン開幕前、ウエストブルック・ポールジョージ・カーメロの3人が揃ったときには、まさかシーズン終盤戦までプレーオフ進出を確定できないほど苦戦するとは思ってもいなかったですね。
まあ、プレーオフに進みさえすれば、後はどうにでもなると思うので、とにかく決まってよかった。
特別サンダー推しというわけではないけど、タレント集団がポストシーズンで観れなくなるのはやっぱりガッカリですからね。
そして、タレントの一人であるカーメロ・アンソニーにとっては、久しぶりのプレーオフの舞台になります。
カーメロのプレーオフは5年ぶり!
確かに久しぶりな感じはしていたけど、「5年ぶり」っていう数字は結構強烈ですね。
昨季まで在籍していたニックスは長らく低迷していたのでした。
ニックスの直近4年のレギュラーシーズン成績は以下の通り。
2013-14:37勝45敗
2014-15:17勝65敗
2015-16:32勝50敗
2016-17:31勝51敗
昨季終了後にカーメロ自身がニックスにトレードを要求したと言いますが、むしろ、もっと早くに直訴してもよかったんじゃないかと思ってしまいます。
現在は33歳のメロですが、最後にプレーオフ進出を果たした2012-13シーズンの時は28歳。
このシーズンでは平均28.3得点を記録して得点王にも輝いています。
当時のプレーを見てみましょう。
2012-13シーズンハイライト
ナゲッツ時代のアスレチックなメロも好きだったけど、ジャンプシュート主体のプレースタイルが完全に確立したニックス時代からのメロもいい。
この12‐13シーズンのプレーオフでも、平均28.8得点という高水準。
この年は、カンファレンスセミファイナルで、今ではチームメイトとなったポール・ジョージ率いるペイサーズに敗れています。
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デビューから10年連続でプレーオフ進出
2003年にデビューしてから、10年連続でプレーオフに進出していたメロ。
ナゲッツ時代に7回、ニックス時代に3回経験しています。
共感される方が多いんじゃないかと思いますが、ナゲッツに在籍していた2009年、レイカーズとのウエスタンカンファレンスは最高にアツいシリーズでした。
カーメロとコービーのやり合いがたまりませんでしたね。
2009年WCF第1戦 カーメロvsコービー
サムネイルにもなっていますが、オフボール時のコービーとカーメロの我をむき出しにしたポジションの取り合いが、何度観ても本当に絶品。笑
今年のプレーオフでも、スーパースター同士のこれくらいのやり合いを期待したい。
プレーオフで再び輝けるか
今季のレギュラーシーズンでのカーメロのパフォーマンスは、間違いなくキャリアワーストの出来でした。
レギュラーシーズン残り1試合を残した時点でのスタッツは、
16.2得点 5.8リバウンド 1.3アシスト FG40.4% 3P35.8%
得点とシュート成功率がキャリア最低の数字に落ち込んでいます。
平均得点が昨季の22.4点からガクッと下がったことに関しては、根本的に試投数が減っているので(昨季⇒18.8本 今季⇒15.0本)、これはスーパースターの集まったチームにいるが故のものだとも言えます。
でも、それにしてもシュートが入らない。
確率が3割以下に収まる試合が頻発していました。
今現在においても、リズムがイマイチつかめていない様子。
プレーオフでは、どれだけ調整してこれるでしょうか。
5年ぶりのポストシーズンと言えど、既に10回この舞台を経験しているベテランです。
ロングシュートを決め、シグネチャーの頭バチコーンポーズをしまくるメロが観たい。