八村塁の活躍度は、特に意識していなくても耳に入ってくるレベルになってきましたね。
現在はアメリカのバスケ名門校であるゴンザカ大に在籍中の八村。
日本人が在籍する時点でとてつもないことのはずですが、最近ではチームのキーマンとして活躍中でもあります。
この環境の中で存在感をアピールできるとなれば、NBA入りを期待してしまうのも当然。
NCAAトーナメントでの活躍
普段はアメリカのカレッジバスケ事情にはそれほど関心がないんですが、八村が新しいカルチャーを知るきっかけをくれています。
とはいえ、流石にNCAAトーナメントは知ってる。
そして、この舞台で日本人が活躍することの凄さも共有できます。
2018年NCAAトーナメントの組み合わせは以下の通り。
八村のゴンザカ大学は第4シードに位置していました。
The Bracket: https://t.co/Jr1kdnP4HV #SelectionSunday pic.twitter.com/ynxB0hfOso
— NCAA March Madness (@marchmadness) 2018年3月11日
昨季は決勝に進出し、ベスト4となったゴンザカ大。
ただ、当時一年生だった八村はそれほど出番に恵まれませんでした。
でも、今年は違う。
主力メンバーとして活躍したのは近頃のニュースの通りです。
そして、今回の活躍が八村とNBAの距離をさらにグッと近づけたことは間違いない。
今季の八村のNCAAトーナメントでの活躍を1回戦から振り返ってみましょう。
1回戦:vs UNCG大
1回戦、ノースカロライナ大学グリーンズボロ校(略してUNCG大)との対決。
試合自体は見ごたえのある接戦でしたが、八村のパフォーマンスはイマイチ。
スタッツは、9分間出場 4得点(FG1/6) 5リバウンド 4ファウル。
2回戦:vsオハイオ州立大学
2回戦、オハイオ州立大学戦。
ここで、八村がスパーク。
まず、個人ハイライトが作られることの感動ですよね。これは外人が編集した動画です。
25分間の活躍で、25得点(FG9-11) 5リバウンド 4ブロックという圧巻のスタッツでした。
得点とブロックでキャリアハイを更新とのこと。特にブロックショットはインパクト大。
一方で、フリースローの成功率は6/12とイマイチでした。
試合後のインタビュー↓
八村塁
「(フリースローのミスは)たぶんメンタル的なこと。こういう上がった試合でフリースロー決めるっていうところも、これから練習していかなくてはいけないなと思います」— Yoko Miyaji (@yokomiyaji) 2018年3月18日
3回戦:vs フロリダステイト大学
この試合では、スタメン選手の欠場により八村が代理を務めました。
チームは60‐75で敗戦。
八村の個人ハイライトは見当たりませんでしたが、全体のハイライトでも爪痕を残せています。
自己最多の36分間の出場時間に加えて、16得点(FG5/12) 9リバウンド 2ブロック 4ファウルというスタッツ。
チームは敗れましたが、個人としての活躍は申し分ないです。十分な出場時間があれば確実に結果を残せますね。
試合後インタビュー↓
八村
「チームとして少し踏ん張り切れないところがあったんじゃないかなと思います。相手の高さとか、そういうところを気にしすぎていた」「相手も見るからに自分達より大きくて、そういう中で出だしが悪かった。少し踏ん張り切って、ちょっとやったんですけど、後半ダメでした」— Yoko Miyaji (@yokomiyaji) 2018年3月23日
ゴンザカ大としては、昨季以上の成績を残すことができずに残念でしょうが、NBAのスカウトマンも大勢駆けつけると言われるこのトーナメントの中で、八村がこれだけの活躍ができたことには計り知れない価値がありますね。
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ドラフト指名される可能性は?
引き続き、スポーツライター宮地陽子さんのツイートを引用。
今後、NBAでドラフトされる可能性についてです。
きのうの試合を会場で見ていた某NBAチームのスカウトに聞いたところ、今年でも来年でも確実にドラフト指名されるだろうけれど、今年の場合の順位はこれから、他に誰がアーリーエントリーするか次第とのこと。他にも色々聞いたので、そのあたりは記事にまとめます。 https://t.co/jjVynPYB3u
— Yoko Miyaji (@yokomiyaji) 2018年3月23日
凄いよ。
ドラフトされるのはもう確定的で、順位にまでこだわれるレベルにあると。
これまでNBA志望の日本人が超えられなかった壁を2つ分くらい一気に乗り越えてしまっている感じですね。
ドラフトにアーリーエントリーするタイミングは本人の意思にゆだねられているわけですが、今後の事はコーチと相談するとして、明確な答えはまだ出していない状況です。
早くNBAで観たい気持ちもあるけど、大学でもう1シーズンプレーして、選手としての価値をさらに上げてからドラフトエントリーしてほしい気持ちもありますね。
日本人選手がドラフト上位指名されるだなんて、夢みたいじゃないですか。
カリーと八村がチームメイトに?!
さりげなく凄い記事を見つけてしまった。
主にウォリアーズについての記事を投稿している現地ライターが、2018年のウォリアーズのドラフト指名に適当な選手をランキングしているんですが、
なんと、その中でRui Hachimuraが1位になっているんです。
選出理由として、
・スムーズなシュートが打てること
・高身長(203cm)ながらアスレチックであること
という個人能力に関することに加えて、
スティーブ・カーが「NBAで成功を収めるには、6フィート7インチ(約200cm)の伸長で、ディフェンスとシュート両方ができる選手を見つけられるかどうかに尽きる」と以前語っていたことも挙げています。
まさにそれが八村であり、だからこそ、ウォリアーズにフィットするだろうと。
この記事が書かれていたのは2017年の12月なんですが、締めくくりには、どのラウンド(1stピックか2ndピックか)で指名されるかはシーズンの活躍度による、と書かれています。
そして、結果的に素晴らしい活躍を残せたわけですから、期待しちゃうってもんですね。
ちょっと、八村が「NBAの舞台に立つ」っていうことまでは漠然とイメージできてたんだけど、実際NBA入りした後に「どのチームに入ってどのスーパースターと共演するのか」、というところまでは考えていませんでした。
カリーと八村が同じユニフォームを着て、同じコートに立って…っていう未来も近いうちに起こり得るわけですよね…
たまらんなあ。
2019年モックドラフトを見よ
ここまでは、「若干不確かな情報」+「個人的な願望」をもとに情報をお伝えしてきました。
ですが、最後に今知り得る中で最も八村の将来のNBA入りを確信させてくれるものをドカンとかましておきます。
皆さん…
見えますか…
“Rui Hachimura”の文字が…。
いやその前にモックドラフトって何なんだよ、という方に簡単に解説をしておきますね。
直訳である「擬似ドラフト」という名の通り、未来のドラフトをシミュレーションしたものがモックドラフトと呼ばれています。
各選手の大学や高校での実績に則ってランキングが決定されているため信憑性が高く、僕らのような素人だけでなく、バスケ専門家にとっても貴重な情報源となっているそうです。
今回参照したのは、NBADraft.netが管理している2019年のモックドラフトです。
日々更新されるようで、今回のは3月22日時点でのものです。
これ、僕が願望でコラ画像を作ったんじゃないんですよ。マジなんですよ。
疑われる方は直接確認してみて。
2019 Mock Draft | NBADraft.net
お気づきの方も多いと思うんですが、八村の一つ下の5位には、ザイオン・ウィリアムソンがランクインしていますね。
多分、今世界で一番有名な高校バスケ選手だと思います。レブロン以来の逸材なんて言われちゃっているヤツです。
年齢差があるとは言え、そんな怪物の上にランクインしている八村が凄い。
ちなみに、2018年のモックドラフトには僕が確認した時点(同じく3月22日更新)では八村の名前はありませんでした。
やっぱり2019年にエントリーしてくることになるんでしょうか。
…
ということで、バスケファンにとって今目が離せない日本人No.1の八村塁情報には今後もアンテナを張り続けていく必要がありますね。
まずは、今夏についての決断に注目。