NBAの歴史全てを見据えたうえで、歴代最強チームを決めるとしたら、ロサンゼルス・レイカーズかボストン・セルティックスになるんでしょうね。
これは、単純に過去の優勝回数で決めたものです。
優勝回数歴代1位はセルティックスの17回、歴代2位がレイカーズの16回。
しかし当たり前ですが、過去強かったチームが今も強いというわけではなく、観ての通り現在のレイカーズはあの有様です。
このチームは強い!という印象を持つには、やっぱり近年の活躍度が重要。
そういう意味で、サンアントニオ・スパーズは圧倒的に凄い。
ティム・ダンカンの入団が転機に
スパーズの凄さを一発で表すデータは、
“20年間連続プレーオフ進出中”
というものだと思います。
この記録の始まりである1997‐98シーズンは、ティム・ダンカンが入団した年でした。
デイビット・ロビンソンとツインタワーを結成し、ここからしばらくの間ダンカンはNBA界の中心人物であり続けます。
今では強豪となったチームも、20年間というスパンでみれば必ずどこかで複数回プレーオフ進出を逃しているんですよね。
20年間ともなれば、そのチームでプレーするメンツは度々移り変わっていくわけなんだから、強豪であり続けることがいかに難しいか。
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“エースの切り替わり”が毎度絶妙
この20年間の間、HCはずーっとポポビッチです。
歴代最高と呼ばれるポポビッチの凄さは誰もが認めるところ。
ポポの存在は、スパーズを強豪チームであり続ける上で絶対に欠かせない。
そしてもう一つ思うのが、絶対的看板プレイヤーがどの世代でも用意されていることです。
クアドルプルダブルを記録したことでも有名なデイビット・ロビンソンの晩年にティム・ダンカンが入団し、その後はジノビリとパーカーが合流し、パーカーはファイナルMVPも獲得。
ご存知の通り、現在バトンはレナードの手にしっかりと移っています。
ここ20年間で最低のシーズン…?
過去5年間で最高のシーズンを送っているレイカーズは、現在29勝36敗でウエスタン11位。
一方で、18年連続で続いていたシーズン50勝以上という記録が途絶えそうで騒がれているスパーズ。
これにより、今季のスパーズは過去20年間で最弱と言われているのです。
プレーオフには問題なく出られそうにもかかわらず、これが過去20年間で最低レベルだというのかね。
基準の高さに笑うしかないw