ザザ、またやっちゃった…。
これまでも、故意とも取れる危険な振る舞いを度々批判されていたザザ・パチュリア。
日本時間2月25日のサンダー@ウォリアーズ戦での、パチュリアのプレーがまたも物議を醸しています。
故意?アクシデント?
3Q残り約2分のこの場面。
今回の被害者は、ラッセル・ウエストブルック氏。
バランスを崩して倒れていたウエストブルックの上に、覆いかぶさっていったザザ。
ウエストブルックの足にザザの全体重がのしかかるような恰好になっており、非常にヒヤッとしたシーンです。
元々ニックヤングも近くで横たわっていたこともあり、ザザの足元も不安定な状況ではありました。
確かによーく見てみると、倒れ際のヤングのつま先が、ザザのふくらはぎ辺りを巻き込んでおり、前方に重心が傾くのもしょうがないか…とも思えます。
しかしこれは、弁護側の意見か…
これまでのザザの悪行にいら立っている人からすれば、まったく見方が変わるはず。
選手が既に倒れている場所に、わざわざ倒れ込むアホがいるか!
それくらいのバランスを保てないなら、アスリートとして失格だろう!
というような批判をくらうのも当然のことです。
確かに、回避しようとすれば、少なくともウエストブルックの足の上にのしかかることは回避できたのでは?
第一、ザザには前科なるものがあるわけですからね。
今回のラフプレーにも、多少のダーティ補正がかかってしまうのもしょうがない。
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「ザザ=ダーティ」を決定づけた昨季
あえて動画は貼らないですけど、昨季のスパーズとの対戦で、レナードをプレーオフ離脱の怪我に追い込んだザザの足癖の悪さは大きな批判を生みましたよね。
個人的には、この件についても、ザザは「怪我をさせようと思って」レナードの着地地点に足を置いたのではないと思っています。
しかし、スパーズHCのポポビッチはザザのプレーについて以下のようなコメント。
“メールを打ちながら車を運転して人を殺してしまったのなら、刑務所行きだ。「故意ではない」などと言っていても関係ない”
普段は知的に落ち着いたコメントを残すポポが、こんなに激しいコメントをすることはかなり珍しかった。
確かに、故意であったかどうか以前に、危険なプレーは危険なプレーで、改めるべき。
これを機に、ザザの過去のラフプレーも明るみに出てきたりして、すっかりザザがダーティなプレイヤーであることが印象付いていった感じがします。
カイリー・アービングとポール・ジョージがザザを批判
話は、今回のザザのプレーに戻ります。
ポポだけでなく、そろそろリーグの選手たちもザザの悪行にいら立ちを感じている模様。
ザザのウエストブルックへの危険行為に対して、アービングが怒りのコメント。
“リーグは彼を監視するべきだ。バカげている!!”
被害者のチームメイトというわけではないアービングも、このラフプレーは見逃せなかったらしい。
そして、今回の対戦相手であったポールジョージもお怒り。
“みんなザザのことを知っているし、彼の歴史も知っているのに、誰も彼を罰しなかった。彼はたくさんの選手に致命傷を与えてきた”
ちなみに、ウエストブルック自身も、試合後のインタビューにて「ザザはダーティか?」との問いに、
“ああ、間違いないね”
と答えています。
そういえば、ザザとウエストブルックといえば、昨季にもいざこざがあったんでしたね。
名づけて、ザザパチュリアの蔑みプレー。
これも、パチュリアアレルギーの人からすれば、恰好の批判材料だろうなあ…
君は、ウォリアーズのスタメンセンターなんだ
怪我をさせるつもりは、ないと思う。
でも、「こういうことをしたら相手選手を危険にさらす」というような思考がルーズになっているとも思います。
率直に、ザザは不注意な選手といったところでしょう。
ザザ以外のスタメンはオールスター選手4人がズラッと並ぶウォリアーズの中で、ザザの個性の出るのが、主にこういうダーティな部分でしかないのは悲しいですなあ。
チャンピオンチームのスタメンセンターとして、応援しがいのある選手でいてもらいたい。