まずちゃんとしたニュースになる時点で驚きだし、
このニュースに関してまじめに考察する人がいることにも驚きだし…
でも、一応ニュースにもなっているわけだし、ちょっとはちゃんと考えてみよう。
例えば、サンダーからFAになったケビン・デュラントがウォリアーズに加入すると予想した人は当時皆無でした。
デュラント獲得を狙う各チームが個別で面談をしていたのは知っていたし、そのリストの中にウォリアーズの名前があったことも分かっていたけど、だれも気にも留めていなかった。
「73勝9敗したチームに、デュラントみたいなスーパースターが加わるだなんてありえないでしょーよ」という固定概念があったからなわけですよね。
確かに、このチームにコイツが加入したらリーグの均衡が崩れるから…という理由でトレードが破談になったことも過去にはあるわけだし、
元からアホほど強いチームにアホほどのスーパースターが移籍することは実際ほとんどありえないことでした。
でした。
ところがどっこい、最近のNBAはバブルが弾けたように、タレントが1チームに集結することが多発しています。「逆に、スター軍団じゃないチームはどこ?」みたいな特集を組めるレベルだもの。
見事なグラデーションにより、スター集結のチームが生まれまくっている状況にもそれほど動じなくなってしまった我々。こうやって思想って統制されていくのかしら。
レブロンとウォリアーズはマジで言ったのかな
出回っている情報によれば、
「マックス契約が結べるなら面談をしてやってもいい」といったレブロン。
「レブロンをチームに受け入れることも可能」としたウォリアーズ。
なにこの超ハイレベルな上から目線合戦
NBA一便利な言葉かもしれない”League source”からの情報ということですが、まじでこの両者がこんな発言をすると思いますか?
シーズン終了前からレブロンがこんなプライド皆無発言をするとは思えないし、実際は欲しいという本音があるとしても、ウォリアーズがこんなことを言っちゃあ王者の面目ってもんが潰れちゃう。
「カリー&クレイ&グリーン」
→根っからのスター達じゃないのに優勝して凄い!
「カリー&クレイ&グリーン+デュラント」
→優勝以外は失敗。
「カリー&クレイ&グリーン&デュラント+レブロン」
→優勝しなかったら全世界に笑われるよ?分かってるの?ねえ
という具合でしょう。
デュラント加入でもあれだけの批判が巻き起こったというのに、この同じチームにレブロンが加入してしまえば、NBAそのものに愛想を尽かす人も現れかねないと思います。
レブロンの移籍先チームの決定は、傍観者として楽しみにしたいと思いますが、
どうかウォリアーズ以外で。
しかし、ネット上でいろんなチームのユニフォームを着せられまくっている相変わらずのレブロンさん。