かつて、ドワイト・ハワードがオールスターファン投票でリーグ1位に輝いていたことを覚えている人はどれくらいいるんでしょうかね。
今となっては遥か昔のお話に思えます。
ハワードがこれまで在籍した全チームを答えるのも、そこそこな難易度の高いクイズ。
ハワードのキャリア分岐点はここだ!
昔は「地球上最強センター」と称されることもあったハワード。
しかしそれは、ハワードにとって1チーム目のマジック時代の話です。
歯車が狂い始めたのは、12-13シーズンにレイカーズに移籍してから。間違いない。
2012‐13シーズンのレイカーズのガッカリ感を振り返る[part1]
レイカーズ入団1年目、ハワードもレイカーズもビックリするくらい上手くいきませんでした。
ハワードの個人スタッツも大きく低下。
移籍前→20.6得点 14.5リバウンド
移籍後→17.1得点 12.4リバウンド
後にハワードは「コービーとはプレーしにくかった」とコメントしています。
しかし、個人的にはレイカーズに入団したこと自体が失敗だったとは思わないんですよ。
ハワードのキャリア最大の誤りは、1シーズンでレイカーズを出て行ってしまったことだと思います。
ハワードにレイカーズでの2年目はありませんでした。
バスケへの姿勢に大きな違いがあったコービーからは、練習中にも試合中にも厳しい言葉を投げかけられる事が多かったハワード。
この負荷に耐えられなかったことが、レイカーズを出た大きな理由だと思います。
「コービーから逃げた」というような報道をされるのも仕方ない。
勿論、「自分のレベルを他人に強要するコービーにも非がある」という意見もあるんですけどね。
しかし、もしもここでハワードが、コービーのレベルに喰らいついていく方向にシフトしていれば…
その後のハワードのキャリアは全く違うものになっていた気がしてならない。
このシーズンを期に、ハワードのスマイルが、”ニコニコ”ではなく”ヘラヘラ”に見えるようになってしまったのは僕だけではないはず。
どうしても、「軽さ」が目立つハワード。
12-13シーズン後にはハワード以外にも多くの選手がレイカーズを去ることになりました。
当時レイカーズに在籍していたスティーブ・ナッシュが、元チームメイトとの別れを惜しむ中、「(ハワードの退団に関しては)特に悲しくない」とコメントしていたのが印象的でした。
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現在はホーネッツ!
レイカーズを退団してからは、
ロケッツ→ホークス→ホーネッツと3チームを渡り歩き、すっかりジャーニーマンとなったハワード。
“スーパーマン”や”お祭り男”の愛称で親しまれていた頃に比べると、選手としての価値が下がってしまった感は拭えませんが、それでも個人としては立派な数字を残し続けています。
デビューから現在まで、リバウンドの平均は全て2ケタを記録中。
1月14日時点でのス今シーズンのスタッツは、
15.5得点 12.2リバウンド 1.3ブロック FG53.4%
リバウンドは現時点でリーグ4位の好成績です。
既に20リバウンド以上を4回記録しており、特に20得点20リバウンド以上を叩き出したときなんかは、まだまだイケルじゃん!と思わせてくれます。
現在32歳ですが、まだまだ第一線でプレーできそう。
伸び伸びとしているように見えるし、ハワード的には今の自分のポジションに満足なんですかね。
マジック時代にはファイナルに出場したこともありましたが、優勝争いの中で活躍するハワードをまた観てみたい。