来月にはオールスターも開催されますし、そろそろ「今シーズンのMVPは誰だ」論争がアツくなってきますね。
MVPの選考には、レギュラーシーズンでのチーム成績が割と重視されます。基本は、カンファレンス上位チームからの選出。
そういう意味では、カンファレンス6位ながら昨季MVPを受賞したラッセル・ウエストブルックは凄い。
シーズン平均トリプルダブルという圧倒的な個の活躍でマイナス因子を蹴散らしました。
なんとなく根づいている慣習として、MVPの受賞者には”フレッシュさ”が必要とされている気がするんですよね。
毎年バケモノ級の活躍をしながらも、有力候補にさえならないレブロンの存在がそれを物語っています。
しかし今季に関しては、例年にも増して人外っぷりをアピールしているレブロンは、有力候補になりそうな気もします。
強豪チームからはMVPが出にくい?
今シーズン前から高い戦闘力を誇っていたチームの選手からは、MVPが出にくい。
逆に、今季から一気に戦力を挙げたチームの立役者は、MVPを受賞する傾向がありますね。
そういう意味では、セルティックスを昨季以上の成績でカンファレンス1位に導いているカイリー・アービングは今季のMVP有力候補です。
一方で、MVP受賞経験のあるカリーとデュラントは、ウォリアーズがスーパースター軍団となってしまっただけに、受賞が難しくなった感があります。
昨季ウォリアーズはリーグ1位の成績でシーズンを終えながらも、この2大スターはまったくMVP候補にもなりませんでした。
「いやいや、君らは勝って当たり前でしょ」
という世間の声。しかし、これはもっともなご意見。
もはやカリーとデュラントが平均25得点越えをしても何の新鮮さもありませんしね。
スポンサーリンク
最近のカリーのチートっぷり
しかししかし、怪我から復帰以降、カリーは持ち前のチートっぷりを発揮し続けています。
現地1月6日の試合では、3Qまでの出場で45得点の大爆発。
試合が接戦であれば、余裕で50点は取れてましたな。
この一つ前のロケッツ戦では29得点。
そしてさらに一つ前の試合ではウィニングショットもサクレツさせております。
ステフファンとして、これはたまらんな~。
元チームメイトのハリバンの同点レイアップを無慈悲に打ち砕きました。
ハリバンよ、これがステフだ。
こういう記憶に残る演出をするのも、MVP受賞には有利に働くはずだぜ。いいね。
1月7日時点で、カリーの個人スタッツは
27.8得点 5.2リバウンド 6.3アシスト FG49.1% 3P41.1% FT92.7%
ここまで3割台に落ち込んでいたスリーの成功率も40%を超えてきました。
50-40-90の達成にも期待できる感じになってきたぞ。
しかし、カリーが「勝って当たり前」のウォリアーズにいる以上、MVPになるにはまだまだ個人スタッツを上げていく必要がありますね。
最近のスコアリングのペースを維持して、平均得点が30得点近くになっていけば、より現実味を帯びていく気がします。
ファンとして、カリーの3度目のMVP受賞を拝みたいのだ。