ステフィン・カリー

ステフィン・カリーの全盛期は15-16シーズンってことになるのかな

気の早いテーマではありますが。

現在29歳のカリーは、まさに今が絶頂期と言えると思います。そんなカリーのプレーをほとんど毎日見れるというのは、幸せ過ぎる。

例えば20年後、ステフィン・カリーをリアルタイムで観ていない世代の人たちに、「ステフィン・カリーの全盛期はいつ?」と聞かれたら、いつと答えればいいでしょうかね。

これまでの中でもっとも凄かったシーズンをチョイスするなら、絶対に2015-2016シーズンなんじゃないかと思うんですよ。

カリー・フィーバーだった15-16シーズン

記憶に新しいシーズンですが、一応おさらいしておきます。

前年度の14-15シーズンにはキャリア初のMVP&リーグ制覇という偉業を成し遂げたカリーでしたが、翌15-16シーズンにはさらにレベルを上げてきました。

抜群の個人成績を残したスター選手が、さらに進化をしていく姿には本当に痺れます。

“魔法にかかったようだった”なんていう表現はカリーの努力に対して失礼な気もするけど、それにしても全てが出来過ぎだった。

15-16シーズンのスタッツは、

30.1得点 6.7アシスト 5.4リバウンド 2.1スティール FG50.4% 3P45.4% FT90.8% 

個人タイトルとしては、

シーズンMVP・得点王・スティール王・フリースロー確率1位・オールNBA1stチームなど。特にシーズンMVPは史上初の満場一致での受賞でした。

3P成功数では、前年に自身が作った史上最高記録286本を大きく塗り替え、402本をスプラッシュ。300本越えの期待がかかっていた中での、まさかの400本越えでした。400本決めて、確率45.4%ってどないやねん。

ご存知の通り、チームのシーズン成績は、シカゴブルズの伝説の記録を破り、73勝9敗を記録。

ああもう、記録がたくさんありすぎてまとまりきらないw

伝説のサンダー戦

個人的に、「もはやゲームを超えた」と思わされたのがこのサンダー戦です。これはマジで後世に語り継がれるべき伝説の試合。

今はチームメイトのデュラントらを相手に、2つのNBA記録を打ち立てました。カリーのラストショットは何度見ても鳥肌です。

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もう一つ。シーズン最終戦のグリズリーズ戦。

この試合で、シーズン73勝&3P400本越えを達成。

こういった「そんなバカな」と思わせるパフォーマンスを何度も見ることのできたシーズンでした。

レギュラーシーズンでこのとき以上の活躍をするのは至難の業なのではないかと思います。デュラントが加入したことで、個人成績に多少の落ち着きが出てしまうというのもあるし。

“優勝”以外のすべてを手にしたシーズン

ここまでのは、レギュラーシーズンでのお話です。

ポストシーズンでは無敗で優勝を達成してしまうのではないかと思われましたが、カリーの負傷もあり、チームは思わぬ苦戦を強いられます。

まさか73勝を達成したチームが優勝を逃すとは思わなかった。

キャブズに敗れたNBA FINALでのスタッツは、22.6得点 3.7アシスト 4.9リバウンド FG40.3% 3P40.0%。

満場一致でMVPを手にした選手としては、少々寂しい成績です。

いくらレギュラーシーズンであれだけの成績を残しても、優勝を逃した以上、カリー本人としては最高のシーズンとは思えないはず。

ただ、最初から最後までを完璧にできなくて逆に良かったんじゃないかとも思います。

何が言いたいのかというと、レギュラーシーズン成績で15-16シーズンを上回ることは難しくとも、プレーオフで今後自己最高の活躍を更新することは可能だと思うのです。

現時点での最高は、たぶん15-16シーズン。

そして、今後カリーがプレーオフで最高の活躍をしたとき、もう一度カリーのベストシーズンについて考え直したいと思います。