引退後も何かしらの話題を提供し続けてくれているコービー。
最近だと、現役時代に着用していた8番と24番の両方が永久欠番になると発表されましたね。
2つの番号が永久欠番になるのは史上初だそうで。
“8番時代と24番時代、どちらのコービーが優れているか?”
という「ニワトリが先か卵が先か」並みの難問は、
“いや、どっちもすごいっしょ“というアンサーによって終止符が打たれることになりました。
マンバチャレンジ一覧
さて今回は、この永久欠番発表よりも少し前に話題になったコービーによる“マンバ・チャレンジ”をまとめてみます。
レジェンドのコービーが、選手たちに来季の課題を投げかけていきました。
アイザイア・トーマス
きっかけはコービーによるこのツイートでした。 アイザイア・トーマス宛てです。
「来シーズン、オールNBA1stチームに入ってみろ」
ハッシュタグには、“マンバメンタリティ”の文字も。
このツイートがあった当時は、カイリー・アービングとアイザイア・トーマスのトレード成立が発表された時期でした(トーマスの身体検査が長引き、正式な成立はだいぶ後になりましたが)。
世間的には、カイリーが移籍したことばかりが話題になっていて、トーマスがスポットライトの当たらないところに行ってしまっていた中での、このコービーによるチャレンジ。
逆境に立ち向かい続けていたコービーらしいですね。
デマー・デローザン
続いて、こちらが二つ目のチャレンジ。
今度はデローザン宛て。
「コンプトンでお前が若い時から失っていた友情を取り戻せ」
先ほどのトーマスへの課題とはガラリと主体を変えてきました。
ちょっとピンときませんが、デローザンは生まれてから高校生までの期間をカリフォルニア州のコンプトンで過ごしてきた選手です。
今はラプターズの選手としてトロントが拠点となっているので、そういうところでの人間関係の変化について言及しているんでしょうか。
なんにしても、かなりパーソナルな部分にまで踏み込んできているチャレンジ。
1人称を「俺」とし、かなり命令口調な和訳でお送りしていますが、コービーのテンション的にはこんな感じなんじゃないかと。
そして、これ以降はNBA選手以外の著名人にもマンバ・チャレンジを投げかけていったコービー。
ケンドリック・ラマー(ラッパー)
「センテニアル高校での音楽番組で革命を起こせ」
アリソン・フェリックス(陸上選手)
「来たるオリンピックに向けて、スプリンターたちを指導しろ」
リチャード・シャーマン(アメフト選手)
「シーホークスのシーズンインターセプト記録を樹立しろ」
自らマンバチャレンジを要求した者たち
マンバチャレンジ対象者は多岐にわたりました。
このチャレンジが世間的に広まっていったところで、今度は自分たちからチャレンジを求める欲しがりさんたちが出現。
欲しがりさんその1、アデトクンポ。
「俺へのチャレンジを待っているよ…」
そして、コービーのリプライ。
シンプルかつ強烈なチャレンジ。
昨シーズン22.9得点 8.8リバウンド 5.4アシスト FG52.1%を記録しているアデトクンボだし、意外に現実的な目標かもしれません。チームの成績次第ですかね。
ウィザーズのファンアカウントからの「ジョン・ウォールへのチャレンジはなに?」との問いに対しては、オールNBAディフェンス1stチーム。
そして、極めつけのチャレンジがこちらです。
「あなたのファンへのチャレンジは何ですか?」
という問いに対し、
「マンバメンタリティを持って毎日を生きること」
そしてハッシュタグには、“4am life”。
つまり、朝4時起きを意味しています。
コービーが毎日朝4時に起きるのは、自分の意思を強くするためなんだとか。
朝4時に目覚ましが鳴ると、このアラームを止めてもう少し寝てしまおうか…と考える。
その甘えを拭い去って体を起こすことで、自分に打ち勝つことができるんですって。
向上心とマゾは紙一重なのかもしれませんな。
なんにしても、コービー師匠からのチャレンジ、しかと受け取りました。僕も、頑張って毎朝4時に起きます。
…すいません、やっぱり無理です。