ローズって、実はカリーと同い年生まれなんですよね。
ローズの方がだいぶ年上に思えてしまうのは、彼がかなりの早咲き選手だったからだと思います。
下の画像は、かなり昔に出回っていたもの。
レブロン、コービー、ローズの3人をゲームコントローラーに例えた時、オールラウンドなレブロンに比べ、個人プレーが多い(印象のある)コービーはボタンが一つだけ。
そして、怪我の多いローズのコントローラーはボロボロ…。
デリック・ローズのこれまで
ローズが一番最初に重症を負ったのは、2011-12シーズンのプレーオフ1回戦にまで遡ります。
76ers戦にて、「左膝前十時靭帯損傷」という大怪我をしてしまいました。
あまりにも痛々しいので、その時の映像は貼らないでおきましょう…
前年には史上最年少でシーズンMVPを受賞していて、これから!!という選手だったのに。この怪我によって、翌2012-13シーズンを棒に振りました。
とあるリハビリ期間中のインタビューで、怪我について問われたローズが
「この怪我は、神からの恵みだ」
と答えていたのを覚えています。
当時、この言葉をすげーかっこいいなあと思って聞いていました。この苦しい期間にこそ、学べることがたくさんあったんだなあと。
怪我を完治させて、レベルアップして帰ってきてくれるに違いない!と思っていたんですが、今思えばこのときはまだローズの苦労の始まりにすぎなかったと。
13-14シーズンにカムバックを果たしますが、開幕から1か月も経たないうちに、今度は膝の半月板を負傷。
その後も膝の故障には悩まされ続けています。
人間離れしていた全盛期
怪我前のローズの動きには、人間の域を超越した凄さがありましたよね。
身体の構造そのもの違うんじゃないかという。全身がキレの塊でした。
なんなんでしょうね、この動きは。身体の一つ一つの関節に命が宿っているようだ。
体幹の強さも完全に人外。
もう一つくらい観ておきましょう。
この人間離れした動きの数々に、ローズ自身の肉体が耐えきれなかったというのがよく言われていることです。
それが、怪我がちになってしまっている原因だと。
これだけ空中でいろいろできてしまうと、着地が疎かになってしまうのも仕方がないのかもしれない。
ニックスローズもいいじゃない!
でも、ローズのキャリアはまだまだ終わっちゃいない。
新天地のニックスでも、好プレーを連発しています。
試合を通して観ると、やっぱりかつての爆発的なキレキレムーブは控え目になっている気はします。
ただ、昔が常軌を逸してたというだけで、多少グレードダウンした今でも十分非凡な選手です。
1月9日時点で、17.3得点 4.5アシスト 3.9リバウンド FG44.3%というスタッツを記録中。
これからのビンテージ・ローズにも期待しよう。