ゴールデンステイト・ウォリアーズ

ブチ切れたことで好感度を上げたドレイモンド・グリーン

1月7日に行われたグリズリーズ戦で、ウォリアーズはレギュラーシーズン6敗目を喫しました。

第3Qには最大24点もの差をつけていたんですが、猛攻を許してOTに持ち込まれ、ポロッと試合を落としちゃった感じ。

試合開始からずーっとリードを保ってきたんですけどね。ゲームトラッカーを見れば、この試合がどれだけウォリアーズペースで進行してきたかが一目瞭然です。

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(濃い青がウォリアーズ、薄い青がグリズリーズ)

ウォリアーズらしくない負け方でした。考えてみれば、直近の黒星であるキャブズとのクリスマスゲームでもこんな感じの負け方だった。

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こういう負け方が一番ダメージでかいんだよなあ。観ている方からしても。笑

グリズリーズに負けるのは今シーズン2度目。ウォリアーズが爆進し始めた14-15シーズンから数えて、ウォリアーズを1シーズンで2度破ったのは、昨季のスパーズと今季のグリズリーズだけだそうです。

勝負所となる試合終盤でのオフェンスの停滞がネックですね。この試合でも、1Q~3Qまでは30点オーバーで進んでいきましたが、4Qでの得点は13点のみ。

この試合で40点を記録したカリーも、OTでは0得点に終わりました。

4Qラストのセットプレー

試合後に取り上げられていたのは、第4Qラスト40秒の場面でのウォリアーズのプレー。

カリーがスリーをミスした後、トンプソンがリバウンドを取り、セカンドチャンスをゲット。カリーがボールを持って仕切り直し…というところでしたが、ここでデュラントがボールを要求。

これがどうも、作戦と違ったらしい。

明らかにカリーが投げやりにパスを出し、その瞬間にグリーンが激高しています。デュラントがカリーにパスを要求しているときのグリーンのジェスチャーを見る限り、本来であればデュラントがカリーにスクリーンをかけるべき場面だったようですね。

デュラントのシュートがリングに嫌われた後も、グリーンはサイドライン手前で膝に手をついているだけでした。

グリーンとしては、2点リードで迎えていたこの場面は、キッチリとセットプレーで作りたかったということなんでしょう。

きっと、こういう場面では絶対にピック&ロールをするというような決まり事があるわけではないと思うので、デュラントが絶対的に間違っていたとは言えないと思うけど。。

ただ、点差を追っている展開ではなかったわけだし、セットプレーをしてもっとリングと近い距離で確実にフィニッシュすべきではありましたよね。

デュラントに怒れるグリーン

デュラント相手にここまで激昂できるのは、グリーンのいいところですよね。

対戦相手と審判に噛みついているところは何度も見てきたけど、チームメイトにここまでアツくなっているのは初めて見た。あくまでも、チームをいい方向に進めるための行動ですね。

口論の後、ロータッチをし合っているところにも2人のプロフェッショナルさを感じるわ。決してウォリアーズに暗雲が立ち込めているというわけではないと思います。

これくらいの失敗がないと、面白くないし!